番外編☆8 ページ43
・
｢……太輔！！｣
｢ただいま。｣
｢おかえりー！｣
ようやく１ヶ月経ち、太輔が帰ってきた。
思ったよりも長く感じて、すごくすごく待ち遠しかった。
ばっちり有給をとった私はいつも以上にメイクも髪型も気合を入れている。
太輔は気づいてるかな？
1年という期間が空いて、ビデオ通話はしていたけどやっぱり本物とは全然ちがう。
あの頃と雰囲気も匂いも声も変わらない
でも、なんだか顔立ちがもっと大人びた気がした。
｢……可愛くなったな｣
｢……え？｣
｢うーん、綺麗になったの方が正しいかも。｣
そう言って、指で私の髪をするりと通す。
私を見つめる目はやっぱり優しくて
なんだか泣きそうになってくる。
｢……会いたかった、｣
｢よしよし、寂しかったよな。｣
子供じゃないのに。
そう思ったけど、私の頭をポンポンとする手の感触が懐かしくて
太輔の腕を引き寄せ自分のと絡ませた。
｢とりあえずAのご飯食べたいな。｣
｢えー？でもちょうどお昼時だね。｣
｢うん、久しぶりに家に帰りたい。｣
｢今日は家でゆっくりしようかっ｣
｢よっしゃー。｣
・
ああ、大好きだなあ、この笑顔。
相変わらず綺麗な鼻筋、ぷっくり唇。
本当に、私のストライクゾーンにジャスト、なんて思ったら口元が緩みそうになった。
・
｢俺の顔見すぎだよA。｣
｢……え？そ、そんなことないよ。｣
｢ははっ、可愛いな本当。｣
｢……。｣
｢今日いっっぱい愛しちゃお。｣
｢…い、いいよ。｣
私が意地張ると思ったんだろう
まん丸の目を向けて少し口角を上げる太輔の顔が
意地悪な部分を醸し出してる。
・
でも今日はとことん愛されたい。
・
太輔の全部が欲しい。
・
いっぱいに充たされたい。
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ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» 藤ヶ谷くんとそんなことになったら眠れませんよね笑(*ﾟ∀ﾟ*)続きもよろしくお願いします！！ (2020年1月27日 7時) (
レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - 結婚したら毎日こうなるのかな？と思ったら自然と笑みがこぼれたりしますよね。あんな事やこんな事とか。また幸せが続くといいですね。続き待ってます。 (2020年1月27日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» コメントありがとうごさいます…！ぜひこれからの展開も楽しみに読んでいただけれたらと思います(*´∀｀) (2020年1月20日 16時) (レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - いい話しですね。忘れられない、けど何か思い出してしまう。そんな切ない感じの、私も気持ち分かりますし、好きですよ。続き待ってます。 (2020年1月20日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Nanami | 作成日時：2020年1月12日 23時
