番外編☆3 ページ38
・
「…んっ……」
私の上に覆いかぶさって首筋に唇を滑らせてくる。
体がゾクゾクするような感覚に陥ってゆく。
私は抵抗もせず、ただ目を閉じて太輔に身を委ねた。
「……色っぽ。」
「…っ///やめてよ」
「やめて欲しくないって顔してるよ。」
なんか、いつもの太輔じゃない、、、
ましてや先輩だった頃の優しくて紳士な雰囲気なんか、微塵も感じられない。
こんなに男らしい顔するんだ。
初めて見る太輔の表情の一つ一つに、思わずキュンとする。
・
「……ひゃっ、」
そのうち太輔の手は私の服にするりと入っていやらしく動き回った。
「……ベッド行こ。」
急に私を抱き上げて、そのままベッドに連れていかれる。
いくつか外れたワイシャツのボタンの隙間から、色っぽい鎖骨が見えていた。
ああ、私この人に抱かれるんだ。
そう思ったら、もっと欲しくなって
気づけば太輔を自ら求めている。
「…ハァ、A…」
「……好きだよ。太輔。」
「……聞こえない。」
「好きだ…っん」
言い終わらないうちにまた唇を塞がれる。
太輔の柔らかい唇が、吸い付くように触れ
私はそれに応えるように必死に太輔のペースに合わせた。
「……好きだよ、A。」
「……っ太輔。」
・
・
私たちは同じベッドで朝を迎えた。
私の手を握ったまま眠る太輔の寝顔が愛おしくて
このまま時が止まればいいのに、って思ったりした。
「…おはよ…」
「おはよ、起こしちゃった?ごめんね。」
「……ううん。」
うっすらしか開いてない目が妙に色っぽい。
私、昨日からドキドキさせられっぱなしだよ…。
「…すー」
あれ、また寝ちゃった。
太輔の少し目にかかる前髪を撫でる。
・
太輔の寝顔見てたら眠くなってきた。
今日は土曜日だし、私も寝ちゃおう。
もう一度太輔の隣に横になる。
「……んー、」
太輔が手を回して私を抱き寄せた。
「ふふ」
太輔と結婚したら毎日こうなるのかなって思ったら
自然と笑みがこぼれていた。
この幸せが続きますように。
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ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» 藤ヶ谷くんとそんなことになったら眠れませんよね笑(*゚∀゚*)続きもよろしくお願いします!! (2020年1月27日 7時) (レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - 結婚したら毎日こうなるのかな?と思ったら自然と笑みがこぼれたりしますよね。あんな事やこんな事とか。また幸せが続くといいですね。続き待ってます。 (2020年1月27日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
ぱん(プロフ) - 桃色さんさん» コメントありがとうごさいます…!ぜひこれからの展開も楽しみに読んでいただけれたらと思います(*´∀`) (2020年1月20日 16時) (レス) id: a126447306 (このIDを非表示/違反報告)
桃色さん - いい話しですね。忘れられない、けど何か思い出してしまう。そんな切ない感じの、私も気持ち分かりますし、好きですよ。続き待ってます。 (2020年1月20日 0時) (レス) id: f0b607ac31 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:Nanami | 作成日時:2020年1月12日 23時