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樹「は！？別れたの？！」
「うん。振られた」
樹「なんでそんな淡々と着替えてるの」
Tシャツを脱いで衣装に着替える。
樹に昨日のことを言えば当然驚いていた。
俺と樹と北斗は彼女と高校が同じだった。
彼女は俺たち芸能科とは違い普通科に通っていた。
大我「…どうせ戻ってくるでしょ」
彼女は俺の事がだいすきなんだ。
数時間前まで食べ物のシェアをして俺の話をしていたのに突然別れを告げられるなんて思いもしなかった。
樹「多分その考えがダメなんだわ」
大我「だって愛情表現してないわけじゃなかったし、激しい束縛もしてないよ」
樹「"戻ってくる"その考えはAにはないと思うよ」
大我「……俺なりに好きのままだったけどね」
樹「ほんとに心当たりなにの？」
大我「うーん…」
"「は?誰に言ってんだよ」"
"「お前に言ってんだよ」"
"「別れよう」"
"「ガチで言ってんの?」"
"「誰に言ってんだよお前」"
大我「……たしかに格好つけて、傷つけたかも」
言われてみればつい最近まで喧嘩が多かった。
俺が一方的に言って、彼女が呑み込むようになってから喧嘩は少なくなったものの何も言わない彼女に酷いことを言ったかもしれない。
樹「…A、大丈夫かなー俺携帯変えたなら連絡できねぇし北斗きいてみる？きょも連絡は？」
大我「ブロックされた」
連絡取る気ももう一度話す気もねぇじゃん
樹「あいつ今どこのグループ担当してんの」
大我「………」
樹「え゛知らねぇの！？」
24歳の冬。
俺は彼女に振られた。
ジャニーズの演出を担当しているはずの彼女
避けられているのか、もうそこから会うことはなかった。
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嶺(プロフ) - りなさん» コメントありがとうございます。これからもよろしくお願いします🥰 (2021年12月4日 15時) (
レス) id: 6c33eed7ba (このIDを非表示/違反報告)
りな(プロフ) - 面白くて一気に読んじゃいました、！更新待ってます🥰 (2021年11月30日 5時) (レス) id: 419554672b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：嶺 | 作成日時：2021年11月29日 18時
