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ひろくんの家は19階
エレベーターも防犯カメラついていてやっぱセキュリティ一強いなーってしみじみ思う
はやく会いたいな 〜 、
さっきひろくんに会えるからって
ひろくんとお泊まりする時のために調達しておいた新しい下着にしてきたし
まぁ …… ね ? /
ちょっとくらい期待はしちゃうよね ?
______ チーン ッ
エレベーターの扉が開くとどーんっと長ーい廊下がずーっと続いている
この先をずっと進んで 、
あ、ここだ
ふふ 、 ひろくん待ってるかな 〜
いつもならピンポン押してドア開けるのに
なんでかその時の気分のままドアノブを引いてひろくんの家の扉を開ける
「 ひーろく ………… ん 、 …… 」
扉を開けた先には
目をまん丸にしてびっくりしてるひろくんの姿と
髪の長い見知らぬ女性がひろくんに抱きついているところだった
「 ……………… え、 」
北 「 ………… っ、 待って 、
違うんだって 、 A っ ………… !!! 」
ひろくんの焦る声
そしてドアを開けたことによって振り向く女性
髪が長くて
スラーっとしていて
涙でぼやけていてもわかる美人で整った顔
ただ立ち止まることしか出来なくて
この状況がどうなってるのか全然わからなくて
なんでいきなりこんなに涙が溢れてるのかもわからなくて
何してるの?って
隠れてコソコソしてるのなんでって
聞かなきゃいけないのに
最後に私が咄嗟にとった行動は
ただこの現実から逃げるってことだけ
北 「 おい っ ………… !!
A待ってって …… !!!!! 」
その女性を押しのけて出てこようとするけれど
綺麗に収納されている靴のせいですぐに外に出られずにもがいてるひろくんを横目に
思いっきり扉を閉めてさっき乗ってきたエレベーターまでダッシュ
下矢印を連打するにもこーいう時に限ってなかなかこない
だけど何も考えられなくて
ただ頭の中にあるのははやくどこかに逃げたいってことだけ残ってる
はやく …………
はやくきて っ …… 、
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作者名:みそら | 作成日時:2019年10月15日 23時