who love … 2 (ページ33)

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北山 side

誰も俺が藤ヶ谷に少しずつ嫉妬しているのを知る訳もなくどんどん盛り上がっていく

藤｢ね、Aちゃん、

もうお酒無くなってるじゃん、なんか頼む？｣

｢いや、その …… お酒弱いんで大丈夫です｣

よしよし、

ちゃんと断ってて偉いぞ

藤｢だけど今日北山いるし大丈夫じゃない？｣

遥｢そーだよ！

宏光いるし連れて帰ってもらえるじゃん！｣

｢え～…… どうしよ、｣

藤ヶ谷とはるちゃんに進められてどうしても飲みたそうに俺の事見てくるけど

1杯全部飲み切ったせいでもう酔いが回って目がうるうるしてる

北｢だめ、1杯って約束しただろ？｣

遥｢えぇ～、いいじゃん！！！

宏光いるんだし出会った記念にさ？｣

藤｢確かに、

出会いの記念にAちゃんもう1杯どう？

この店のこのお酒、美味しいんだよ？｣

｢じゃあ …… ラストこれだけ、｣

もー！！

ダメだって言ったのに頼んじゃってるし

ってか横尾さん絶対俺が少しずつ嫉妬してきてるの気がついてるよね？

こっちみながらニヤニヤしてるし

藤ヶ谷とはるちゃんの行動を止めるわけでもなくなんにもしないし

北｢おい、覚えとけよ｣

｢え、覚えとけって …… ？｣

北｢お仕置き、｣

みんなにバレないように

耳打ちしてAと話してたらお仕置きってワードになにか察したようで

お酒の影響で赤くなってたのにもっと赤くなった

藤｢あれ、Aちゃんさっきよりも顔赤くなってる ……

酔った？｣

｢いえっ …… 大丈夫です、 / ｣

北｢おいっ！！触んなばか！！｣

耳打ちした後

お酒飲みながら向かいに座ってる横尾さんと少し話してる間に

Aの向かいに座ってる藤ヶ谷が酔ったAのほっぺたを触ってる

もう油断の隙もありゃしない

北｢おい藤ヶ谷、！！！！｣

藤｢なに、がるがるーってしないの｣

｢んふふ、ひろくんがるがるーってしてるの？｣

横｢ちょっと太輔、

さっきの店でも飲んでたんだろ？そろそろよってきたんじゃない？｣

ぜってーそうだ

はぁ、もうさっきからハラハラして集中できねえ

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