who love … (ページ34)

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北山 side

ほんとにAが作ってくれたご飯は美味しくて

ライブがあるっていうのにいっぱい食べちゃった

明日からまたちゃんと絞らないとな

気が抜けちゃだめ常にファンのみんなのこと

考えてないと

あんなに豪華なご飯食べさせて貰ったのに

さすがにコーヒーもらってくつろぐのもダメだって

思ったからAがやろうとしてた

お皿洗いを横から横取り (笑)

北｢ねえみて～、大きなシャボン玉できた｣

｢んふふ、すごいね～、だけどここあわあわ

なっちゃうから辞めてねひろくんっ (笑) ｣

北｢みてみて～、ひげじいさん｣

手に沢山ついてる泡でAを楽しませようと

いろんなことをすると汚れるから～とか

あわあわなっちゃうから～とかいいながらも

ちゃんと俺の相手してくれて常に笑顔だった

北｢ A今日はほんとにありがとね、

俺のお誘い付き合ってくれてさらに夜ご飯まで

ほんとに楽しかった｣

｢こちらこそ、いっぱいいっぱい楽しませてくれて

ありがとう、すーっごく幸せだったよ？｣

俺の心臓はもうばっくばく

“ 幸せだった ” って言いながら可愛らしい笑顔で

俺よりも身長が低いから必然的に上目遣いになるし

無意識なのか知らないけど髪を耳にかけながら

話す仕草がなんともくすぐったい

北｢じゃあ … また … ね？｣

｢ん … また、ひろくん仕事頑張ってね？｣

北｢ふふ、頑張るからテレビの前で応援してて｣

Aの頭をぽんぽんってした後

俺の好きって気持ちが暴走する前にエレベーターに

乗り込む

俺の職業のせいで昔から彼女に辛い思いをさせて

それが原因で別れたこともあるし

普通の人達みたいに外で堂々とデートをするのも

できないし難しい

だけど俺はこの職業が好きだし誇りに思ってる

北｢はあ～ … どうしよっかな～ … ｣

そんなことを呟きながらひたすら自分の家へと

足を進める

ルンルンだった気持ちが今は反対に

好きって気持ちに気づいた自分に戸惑ってる

Aが好きだ

だけど向こうはなんとも思ってないだろうし

むしろアイドルをしてる人と付き合いたいなんて

思うのかな

こんな気持ちになるのほんと久しぶり

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