who love … (ページ30)

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北山 side

Aちゃんがトイレ行ってる間やっぱり

周りに薄々気が付かれてたみたいで

さっきファンだって言ってくれる子達が声掛けて

くれてすっごく嬉しかったけどAちゃんが

いなくてよかった

ここまで来てすっごく楽しそうだったのに

気使わせたくなかったからね

北｢女の子ってトイレ遅いよな …… って

混んでるのか｣

少し心配になってトイレ前までくると

すっごぐ並んでいる女子トイレ

みんな彼氏と来て化粧とか必死なんだろうな～ …

？｢ねえねえ！パパあのでっかい亀さんの

ぬいぐるみ欲しいっ！！｣

？｢ええ～ … でもこのぬいぐるみもいい思い出に

なるかな … ママには内緒ね …… (笑) ｣

？｢わぁいっっ！！パパだいすき！！！！｣

ふふ、それにしても小さい子やっぱかあいいな～

だけど俺はそのパパの方の言葉が聞き捨てがたい

“ ぬいぐるみもいい思い出になる ”

…… よし、俺もAちゃんにあのでっかい

亀のぬいぐるみ買ってあげよ …… ！！！

定員｢ではお会計5800円になります｣

｢うげっ …… そんなにするのこのぬいぐるみ … ｣

だけど俺にとっては大切な初めてのデート

だもんな、まあ勝手に俺だけの一方通行だけど

｢あざーっす …… ｣

一旦これバレないよに車まで置きに行ってから

さっきの場所に戻る

今日きて改めて自分の気持ちに気がついた

やっぱり俺はAちゃんが好き

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____

｢んわぁ！！！！なにこれっっ …… ！！｣

例のあのでっかい亀のぬいぐるみをAちゃんに渡すとすっごく満面の笑み

北｢ふはっ、そんなに嬉し？ Aちゃんと

遊びに行けた記念にね、大切にしてね？｣

｢うんっ …… する、、するよ！！！！！！

ふふ、かわいいなぁ …… ｣

北｢じゃあ帰ろっか？ご飯でも食べに行く？｣

｢よかったら …… うちこない？狭いし

とーっても散らかってて汚いけど今日のお礼したい｣

…… おーっと、考えてなかったこの状況
まさかAちゃんから誘ってくれるなんて思ってもなかった

北｢え、いいの …… ？｣

｢ん、大したもの作れないけど｣

北｢俺なんでも食うから大丈夫！！｣

はぁ……幸せ

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