君のとなり4

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北山side








北「ん？」







玉「もう少しだけ、待っててね」







北「ん？何を？」







玉「後、少しだから」







北「だから何を…」







荷物に向けていた視線をタマに向けると、俺が想像してた表情とはかけ離れていた







玉「ミツ、ごめんね」



　



北「…タマ、もしかしてお前」







“なんか聞いたのか？”




そう言いかけたときに、それを止めるようにタマが言葉を被せた








玉「…今は何も言わないで」







北「…なんで、」








玉「じゃあまたね、ミツ」








俺の言葉を遮るようにそう言ってゆるく笑うと、Aの荷物を持って、“あったよ〜”って嬉しそうに笑いながら戻ってくるAの方へと歩いていった







何を聞いたの？とか、後少しってどういう意味？とか聞きたいことは山ほどあるのに、ただ2人の背中を見ていることしかできないのは俺がずるいから







本当はなんとなくその言葉の意味が分かってるけど、呼び止めてしまえば一生俺はこの行き場のない気持ちを背負ったまま生きていかなきゃいけないのかもしれない






結局俺は自分のことしか頭にない





そんな自分がつくづく嫌になる







…あぁ、もう








北「…なにやってんだろ、俺」








あの祭りの日、ちゃんと気持ち伝えてればよかった





タマじゃなくて俺にしなよって、いくらでもいうタイミングなんてあったのに





なんであの頃の俺は言えなかったんだろう






もうこんな後悔したって遅いのに









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久しぶりの投稿になってしまい申し訳ないです( ; ; )


やっと課題やらテストやらが落ち着きました！


よかったら評価お願いいたします！＾＾

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