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タオルを受け取ると、私の前から横に移動してきて、私の顔を覗き込みながら“もう大丈夫だよ”って背中をさすってくれている。







「玉森くん

ごめんね、ありがとう」





メソメソしながらも、玉森くんにそう伝えると






「元はと言えば俺のせいだから」




“俺の方こそごめん” ってペコっと頭を下げた。






謝る姿がどことなく切なくて、いつものマイペースな玉森くんとは違って小さく見えて、さらに涙が溢れてきた。






「わっ、どしたどした」







わんわんとなく私を前に眉を下げてタジタジする玉森くんがいて、申し訳ない気持ちに膝を抱えてそこに顔を埋めた。






すると、ギュッと肩を抱き寄せられて “泣きたいだけ泣いちゃいな ” そう言うと、頭をぽんぽんと撫でられた。
























やっぱり思う。






私はこの人が好きだって。





























「ねぇ、Aちゃんみて!」








その言葉に玉森くんの指差す方向を見上げる。





























…ドンッ









「…わぁ きれい」






「…きれいだね」








ふにゃっと笑う玉森くんの隣でみる花火。





これを望んでたはずなのに。






花火を見上げる横顔が切なくて




はると見たかったんだなって




言われなくなって痛いほど伝わってきた。

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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…!ごめんなさい(;_;) (2019年2月10日 8時) (レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)? (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2019年1月8日 0時

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