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「おーい!」





ポンっとと頭を叩かれて、横を見れば宏光くん。






「あっ!!でたな!北山宏光!!」



「ばか、俺をなんだと思ってんだ」







あの日からなぜだか一緒に帰るようになって、クラスも違うのに、すごく仲良くなってしまった。







「なあ、今日さ新しくできたクレープ屋いかね?」


「え!!行く!!行きたい!!」


「んは、すげえ食いつき」







『A?』






クレープというワードにウキウキしていると、後ろから声をかけられる。







「あ、はる!まだいたの!?」


「裕太くんがトイレ寄ってて」





“裕太くん”

このワードに少し胸がギュッとなった。






「あ、そうだったんだ!」


「あれ、みつ?」


「よっ!玉!久々じゃん」


「いや、昨日会ったじゃん」


「え〜?そーだっけ?」





みつ、玉、そう呼び合う2人は仲がいいということに今更ながら気づいた。






「Aは、北山くんと帰ってるの…?」


「たまたまだよ?
いつもここで会うの」


「こいつ1人で寂しそ〜にいるから俺が…
いって!!」


「余計なこと言わなくていーの!!」






変なことを言い出す宏光くんをバックで叩いて、それに対してぐちぐちうるさい宏光くんと言い合ってるのを、はるが見つめてる。






「いった〜」

「ふっ、ばーか、仕返しだ」





宏光くんに仕返しでカバンで叩かれる。






「みつ、女の子優しくね?」


「…」





なぜだかはるはなにも言わなくて、それを不思議に思ってると宏光くんに腕を引かれた。





「んじゃ、帰んぞ〜」


「ごめんね!じゃあまた明日!」


『ばいばい』






あのふにゃって笑う顔、優しい声に優しい目、
見たくなかったなって心の底から思った。

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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…!ごめんなさい(;_;) (2019年2月10日 8時) (レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)? (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2019年1月8日 0時

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