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「もしもし『もしもしAちゃん！？」
私の言葉にかぶるように玉森くんの慌てた声が聞こえてくる。
「どうしたの？そんなに慌てて」
『はると…』
「うん？」
『はるとはぐれて連絡つかないんだ』
電話越しでも伝わるほど、玉森くんの声が震えてる。
「…とりあえず落ち着いて？
すぐ鳥居のところに行くから、そこで待ってて」
焦る気持ちをぐっと抑えて、出来るだけ優しく伝えた。
「…どうしたの？」
私の異様な空気を感じとったのか、寝っ転がっていた体を起こして私にそっと聞いた。
“はるとはぐれて連絡つかなくなっちゃったみたい”そう伝えると、グッと眉間にしわを寄せた。
「早く行こう」
すぐに立ち上がって、そのまま私の手を引いて立たせてくれてから、ササっとレジャーシートやら私の荷物やらを持ってくれた。
“荷物ありがとう”と手をのばしたとき、その手はぎゅっと暖かい手に包まれた。
その温もりは、大丈夫だろうかとか、何かあったらどうしようとか、そういう不安な気持ちをスッと消してくれるような暖かさだった。
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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…！ごめんなさい（；＿；） (2019年2月10日 8時) (
レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)？ (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん | 作成日時：2019年1月8日 0時
