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住宅街を抜けて商店街へ着くと、もうそこには浴衣姿の人達でごったがえしていた。
「すごい人だね」
「だな〜やべぇな！」
“中谷神社どうなっちゃうのよ”って楽しそうにコロコロと笑った。
『みっくーん！』
呑気に“たけのこの里派か、きのこの山派か“について話してる時に前から声をかけられた。
浴衣を着た可愛らしい女の子たちにブワーッと囲まれて、たじたじな私をよそに“お〜やっほ〜”ってこれまた呑気な彼。
『ねえ、お祭り来ないんじゃなかったの？』
「え〜？」
『私がさ、学校で話題が出始めるめっちゃ前に誘ったのに“俺行かねえから〜”っていってたじゃん！！』
そういった女の人は、横にいる私をギロッと睨んだ。
ひょー…こわっ…
それに気づいたか気づかないかわからないけど、宏光くんにスッと腕を取られて、彼の後ろへ引かれた。
「ん、まあまあいいじゃん〜
また、カラオケいこ？」
『もう、しかたいな…
連絡してね？』
“おうおう、じゃーな”って私の手を取って歩き出した宏光くん。
すんごく睨まれたんだけど…？
「ごめんな、Aちゃん」
“怖かったでしょ？”って眉を下げる宏光くんに、“ううん大丈夫だよ”って返すと、ぽんぽんって頭を撫でられて“ありがとう”って優しい笑顔をのぞかせた。
「それよりさ、お祭り来ないつもりだったのに付き合わせちゃってごめんね？」
私がそう言うと、また眉を下げた彼。
“聞こえてた？って聞こえてたよな〜”って頭をわしゃっとすると、
「俺から誘ったじゃん」
って照れくさそうに笑った。
「Aちゃんの中谷神社のお祭りっていう時間を貰ったからには、ちゃんと楽しませるよ」
口角をキュッとあげて目尻にシワを寄せて笑う彼がすごい眩しかった。
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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…！ごめんなさい（；＿；） (2019年2月10日 8時) (
レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)？ (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ぽん | 作成日時：2019年1月8日 0時
