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「はーい!」









“ガチャっ”









「山下さん、こんに、ちは?」








「…?」









“ポカーン”っと2人して口をあんぐり。









「…なんでA?」









「みっちゃんって、北山くんのこと…?」









ドアを開けた先には


紙袋を手にさげて


目をパチパチとさせている北山くん。






状況が飲み込めずにポカーンとしている2人の元に
“みっちゃん久しぶりねぇ〜!”なんて、何にも知らないおばあちゃんがやってきた。







「Aって山下さんのお孫さん…?」





「そうよ?

あらっ、2人とも知り合いだったのかい?」





「学校が同じなの」





「あらまっ、それはびっくりね!」






私と北山くんを交互に見て、嬉しそうに手を合わせて口に寄せると



“そうだ、みっちゃん”って何かを思いついたかのように話し出す。








「晩御飯、食べていかないかい?」





「え、でも…」





「大勢で食べた方が美味しいのよ?」









チラッと北山くんの視線を感じて見てみれば、


すごく戸惑いながら苦笑いを浮かべていて、


それはきっと私のあの言葉を気にしているから。










「…食べよう?」






「…いいの?」







「いいに決まってるじゃない!

ほら!いらっしゃい〜」







言葉を返す前におばあちゃんが間に入ってきて

それに少し安心した自分がいて。




嬉しそうに笑うおばあちゃんに手招きされて、“お邪魔します”って玄関を通り抜けて、手に持っていた紙袋をおばあちゃんに渡しながら中へと入っていく。







おばあちゃんの提案で、急遽決まった北山くんとの晩御飯。







玄関の鍵を閉めながら、少しだけおばあちゃんに感謝した。

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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…!ごめんなさい(;_;) (2019年2月10日 8時) (レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)? (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2019年1月8日 0時

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