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「あ、電話だ!」
順番が迫ってきた頃、千賀くんの元に突然電話がかかってきた。
「ちょっとまっててねAちゃん」
そういうと、ケータイを耳に当て誰かと会話しながらどこかへ走って行ってしまった。
ポツンと、楽しそうに手を繋いでいる男女に挟まれながら残された私。
順番あともう少しだよ…?
無情にも千賀くんが行ってしまってからどんどんと列が進んで、ついに1番前に来てしまった。
「あれっ、山下1人か?」
「いや、ペアの子が今ちょっと列外れてて…」
「ふーんそうか。
戻ってこなかったら山下1人だな」
「冗談やめてくださいよ〜っ」
「いや、1人だぞ?」
ケラケラと楽しそうに笑っているのは私の担任の先生。
ど、ど、どうしよう!!!!!
周りを見渡しても千賀くんの姿はないし。
「今年は去年よりも怖いぞ?」
ニヤッと笑いながら、“ほれ、懐中電灯”って手渡しながら楽しそうに私を見つめる。
「…おわった」
肩を落としながらもしっかりと決心して、ギュッと懐中電灯を右手に握りしめた。
「よーし、じゃあ山下の番だな」
あ、ほんとに1人なんだ。
こうなったら速攻でおわらせよう…。
_____一歩踏み出そうとした時
「お、よかったな間に合って!
じゃあ、いってこーい」
ふわっと左手を誰かに引かれる
「よかった、まにあって!」
「えっ…?」
・
・
「北山くん…」
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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…!ごめんなさい(;_;) (2019年2月10日 8時) (レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)? (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぽん | 作成日時:2019年1月8日 0時