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「うん、じゃあまた明日ね!」




ふわふわとした茶色っぽい髪を少し揺らしながらドアに寄りかかる彼に駆け寄っていく。


後ろから見たって可愛いはると、背が高くすらっとした長い脚に、少しくるっとしたふわふわの茶色い髪の彼はとってもお似合いで、何も言えることなんてなかった。



その2人の背中を少しの間見つめてから、私も下駄箱へ向かった。






『よっ!』






下駄箱へ着いたところで私の後ろからぴょこんと顔を出したのは、今日も楽しそうな彼。






「宏光くんだ」



「お前もしかしてぼっちか?」



「…そうだけど?」



「一緒に帰ってあげよっか?」



「なんで上からなのよっ!

…バカにしてんでしょ?」



「んふふ、ちょっとね」






ローファーを地面に置くと、隣へバンっと高いところからローファーが落ちてきて、ザ・男の子な宏光くん。





「宏光くんだってぼっちじゃん」






私もお返しにニヤッとしながら宏光くんを横からじっと見る






「チッチッチ、甘いよ、甘いよAちゃん」


「え?」


「俺にはな〜、帰ろうと思えば帰る相手なんてたくさんいんだよ〜」






うん、たしかに。

いつも沢山の女の子を連れて歩いてるのを見かけるもん。






「んはは、静かになった」








ケラケラ楽しそうに笑う彼にバカにされてる感満載で少しイラっとしたものの、さっきまでの暗い気持ちが飛んでいくのがわかった。

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ぽん(プロフ) - りえさん» まだ44話以降を公開していないです…!ごめんなさい(;_;) (2019年2月10日 8時) (レス) id: 9bf54bbd8d (このIDを非表示/違反報告)
りえ(プロフ) - 44話以降通知が来ても更新されていないのですが私だけでしょうか(>_<)? (2019年2月10日 7時) (レス) id: 38bd84ff18 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぽん | 作成日時:2019年1月8日 0時

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