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善逸side
『獪岳。お前私の大根取っただろ』
獪岳「汁飛ぶだろ、座れ」
『今すぐ！！早急に！！大根を返せ！！』
なんだろう…
物凄く…物凄く、2人の距離が近い気がする…
兄貴め、いつの間にAちゃんと仲良くなったんだよ！！！俺だってあんな風に寄り添って、ついでにアーンとかしてもらいたいのにぃぃぃぃ！！！(爆発)
桑島「獪岳の奴、随分とAに懐いておるな」
『師匠の喝でどうにかしてよ』
桑島「断る！！」
『こんなに潔く断られたのは初めてｯｯ！！』
何だかんだ言って、爺ちゃんも仲良くなってるし…
俺だけ置いてかれてる感が半端じゃない…！
.
ひとり寂しく鍋の具を噛んでいると、隣からそっと大根が運ばれてきた。
獪岳「…やるよ」
えっ…
善逸「……………俺、今日が命日…？」
獪岳「なんでだよ」
兄貴は微かに口角を上げて笑うと、再び自分の皿に手をつけた。
いつもの兄貴だったら、俺が何を言っても笑ったりしなかった。
なのに、今は笑ってる。
.
『おい善逸、それは私の大根だ。返せ』
善逸「えっ、あ、」
獪岳「アンタはもうたらふく食っただろ」
『食い足りません』
ギャーギャーと服や髪を掴みあって揉める兄貴とAちゃんに、俺は思わず吹き出してしまった。
こんなに楽しい夕飯は初めてだ。
…でも、なんで急に兄貴は変わったんだろう。
Aちゃんが来てからというもの、いつも俺に向けられていた嫌な音がしない。微塵もだ。
大根に齧り付くAちゃんに、俺はそっと目を向ける。
こんな華奢な女の子が、鬼殺隊。
何の音もしない、こんな女の子が。
兄貴との間に、一体何があったんだろう…
.
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ちらちゃん(プロフ) - 雲隠れさん» コメントありがとうございます！更新頻度上げれるように頑張りますね！(;_;) (2021年4月6日 4時) (
レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
雲隠れ - いつも楽しんで読んでいます。早く続きが読みたいです！これからも頑張ってください。 (2021年3月31日 20時) (レス) id: 9c937fba5d (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - 光華さん» 私的に小話とか挟みたかったので、全然大丈夫ですよ！気にしないでください(^^) (2021年3月10日 21時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
光華(プロフ) - ちらちゃんさん» マジですか!!イヤでも、話の流れを変えてまで無理やりーとかはしないでいいですからね!申しわけなさすぎるんです! (2021年3月10日 21時) (レス) id: a571740452 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - 光華さん» 土方さん登場できるように頑張りますね！(^^) (2021年3月10日 21時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2020年12月19日 2時
