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貴方side
黒尾「え!お前ソフィア・ポポフと友達なの?!まじかよ〜会わないうちに更にスペック盛ってきやがったな」
『ごめんよ、貧相な愚民たち…』
黒尾「シバかれてぇのか」
暗い住宅街をゆーっくりと歩く。
家に帰るまでの間、ロシアでのことをたくさん話した。
ロシアとなると、やはり黒尾くんの気になる話題は1つしかなく…
黒尾「で、肝心な引退宣言のやつはどう説明してくれるんデスカ?」
くっそこのトサカ頭、すぐ話振ってきやがった…
『も、元々中学卒業したらやめる予定だったし…』
黒尾「でもスポンサーとかは未だについてんだろ?」
『なんか復帰した時のためにーって言ってね』
黒尾「復帰すればいいのに。なんつーかほら、もったいねーだろ」
もったいない、っていうのはよくわかんない。
だってバレーするのは私自身だし、いつがやめ時なのか決めるのも私の判断次第だと思う。
だから、もったいないって言われるのは、“私のバレー”に関してはあんまりしっくりくる言葉だとは思えない。
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黒尾「ここだよ、お前んち」
見ると、水色の屋根に白いドールハウスのような家が建っていた。
『おぉ、懐かしの我が家よ…!早速鍵で開けて、っと…』
中は昔と変わらないままの配置で家具が置かれていた。
うわぁ、テーブルもカーペットも埃1つない。
……ん?5年も放置してたのに、なんで綺麗なままなんだ?
私の疑問を読み取ったかのように、黒尾くんは口を開いた。
黒尾「俺んちと研磨んちが1か月に1回、交代制で掃除しに行ってたんだよ」
『えぇ!?今度会ったときにお礼せねば…』
黒尾「あの人らが勝手に決めて、お前の親が渋々承諾したーって話らしいから、そんな改まったお礼はいらねぇと思うけどな」
まじか……全然知らなかった…
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その後、黒尾くんは私とちょっと話してから帰った。
なんでも、こんなバカでかい家に毎日1人なのは危ないから、黒尾くんと研磨がちょくちょく遊びに来るらしい。
まぁ久しぶりだしいっか〜〜と思いすんなりOKした。
『さて……』
ここからがお楽しみな時間だ…ぐふふ…((
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みー(プロフ) - あの、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、、絵が神ってます。最高ですね。もちろん内容も神ってます。これからも頑張ってください!応援しています! (2022年7月5日 15時) (レス) @page27 id: 23d0ddd543 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - 豆さん» コメントありがとうございます!稲荷崎は私も個人的に好きなので、頻繁に絡ませていく予定です!続編の方でもたくさん登場させているので、是非ご覧になってください^^ (2021年7月22日 14時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
豆 - 北さん含め稲荷崎大好きなのでめっちゃ嬉しいです。原作だと春高までしか出てこんのでまた侑の見に来たみたいな感じでも構いませんので出してください。 (2021年7月22日 8時) (レス) id: c2c5a94e17 (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - おにぎりさん» コメントありがとうございます!オリキャラ褒められたの初めてだから嬉しいです!(泣) (2021年6月8日 19時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
ちらちゃん(プロフ) - ゆり。さん» コメントありがとうございます!絡ませますねー!!笑笑 (2021年6月8日 19時) (レス) id: 843b1d66ba (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ちらちゃん | 作成日時:2020年5月4日 19時