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貴方side
紫苑くんの姿に、かつての自分が重なる。
どうすれば助けられるか、
そんなことを考える暇などなかった。
光輝「なっ、……！！」
気付けば紫苑くんの手を引いて、
自分の背後に隠すような体勢をとっていた。
紫苑「お姉ちゃん……っ」
『紫苑くん、一人で街に行ったことある？』
紫苑「え、？ ……ある、けど」
『じゃあ行って』
紫苑「え？！」
額に青筋を浮かべ、怒りを露わにした光輝さんと
目線を合わせながらも会話を続ける。
『まだ中に心菜ちゃんがいるよね？』
紫苑「うん……」
『私は心菜ちゃんを連れて来なきゃいけないから、
紫苑くんは毛利探偵事務所に行ってくれる？』
紫苑「探偵事務所…？」
『うん。道は大人の人に聞けばわかるから』
それでもまだ迷っている紫苑くん。
光輝さんは今すぐにでも襲いかかってきそうだ。
怖いよね。
わかるよ、その気持ち。
でも、やるしかないんだよ。
生きたいなら、
どれだけ怖くてもやるしかない。
私達には、それしか残っていないんだから。
『紫苑くんならできるよ。
……大丈夫、絶対助かるから』
紫苑くんが小さな拳を握る。
紫苑「……心菜のこと、絶対守ってね！！」
紫苑くんは私達に背を向けると、
大粒の涙を流しながら街へ走っていった。
光輝「アンタ、やってくれたな」
ニヒルな表情で、光輝さんは身を構えた。
ガタイの良さが強調される。
生憎、私は合気道を嗜んでいた程度しか実力がない。
コナンくんや警察が来るまでに
時間稼ぎができるか否か、ギリギリの所である。
光輝「女だからって手加減しねぇぞ」
だが、ここで引いては白樺精寿の名が廃る。
『……こちらこそ、全力でやらせていただきます』
.
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シンヤ(プロフ) - 続きとても楽しみにしています。続き気になります🥰 (2023年4月28日 14時) (
レス) @page45 id: 42d6be6a70 (このIDを非表示/違反報告)
真昼 - いいところで更新が、、、、続きますか？ (2022年5月6日 21時) (レス) @page45 id: 5b53c5bf5f (このIDを非表示/違反報告)
グエグエ(プロフ) - なんていい所で更新停止しているんだ！！続き楽しみにしてます！！！ (2022年4月17日 22時) (レス) @page45 id: 403aa74004 (このIDを非表示/違反報告)
たろ。(プロフ) - えっジンさんだったりしない？だとしたら惚れるんだけど…？ (2022年3月23日 18時) (レス) @page45 id: ba071d904f (このIDを非表示/違反報告)
蓮城(プロフ) - ぱぱん？赤井さん？？続きが楽しみすぎます！！待ってます (2022年1月21日 14時) (レス) id: b9a8db3308 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちらちゃん | 作成日時：2021年6月8日 0時
