検索窓
今日:25 hit、昨日:0 hit、合計:167,962 hit

17. ページ19

Aside




し「大丈夫、じゃないでしょう…?明らかにAさん自身が付けた傷には見えません。」

A「あ、いや… 寝てる時に引っ掻いたり絞めてたみたいで…」


し「Aさん。」

A「は、はい?」

蟲柱様は笑顔から一転。真剣な表情(カオ)で手を握り私に語り掛けた。


し「……鬼にやられてしまったのですよね?
隠す必要は無いです。例え何か理由があっても私は深追いしませんから。」

A「しのぶさんは… 何でもお見通しなんですね。…そうです、鬼の仕業です…」

し「まぁ、やっぱり… 一応塗り薬を出しておきますね。傷がある箇所に一日一回五日程、塗り続ければ殆ど治りますよ。」

A「あ、ありがとうございます…!」

し「…でも、何故鬼がそんな事を…」

A「さ、さぁ… 私が寝ていた時に、悪戯されたみたいなので… でも!私はこれでも鬼殺隊の一員ですから。十二鬼月のような余程強敵ではない限り…倒して見せます!」

し「それなら仕方が無いですね。
…まぁ、Aさんの体に傷を付けた事は許せませんけどね…!

そうですね、もしもの場合援護が必要でしたら鴉を飛ばして私に伝えて下さい。」

A「あは、は… それは頼もしいです!…もし遭遇した場合は極力一人で頑張ってみます。それでも厳しい場合はお願いしますね。」

し「えぇ、もちろん!どんな鬼が知らないですけど、大切な隊員を傷付けられたらたまったものじゃないですからね。」

頼もしい。
笑顔に戻り両手を握ってくれる蟲柱様の手は私より小さいにも関わらず、とても安心感があった。

…もうすぐ正午か。

午後からは自宅で鍛錬をしようと思っていたので、蟲柱様に一礼をした後自宅へと帰ることにした。


…しかしこの屋敷…

広い、広すぎる…!
広いというよりは…造りが独特なのかな?


そうして屋敷内で迷子になっていると、前回の任務ぶりに炭治郎に出会った。


炭「Aじゃないか!どうしたんだ?」

A「炭治郎。…ちょっと怪我をしてしまって、蟲柱様に薬の相談に来てたの。大した事ない怪我だから大丈夫だよ。」

炭「…そうか?首元がすごく赤くなっているけど…」

A「うん… 大丈夫だよ、」

炭「…大丈夫じゃないだろう?今日のAは怖気付いている。」


…また、見破られた。
炭治郎に連行され、話が出来る縁側へと向かった。



☆評価ぜひ!

18.→←16.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.9/10 (97 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
146人がお気に入り
設定タグ:鬼滅の刃 , 鬼滅 , 魘夢
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

もん - とても面白いですっ!!魘夢君好きにはたまらないですね!? (2020年10月22日 17時) (レス) id: d3b3bddaab (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:小鳥遊未來 | 作成日時:2019年11月25日 21時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。