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ジェイドside
部屋に戻り、フロイドに先程の厨房でのやり取りを聞かせた。
｢へぇ〜。やるじゃん、あの小魚ちゃん。
度胸あるっつーか
…ただの怖いもの知らずのバカ？さっさと絞めにいく？｣
ベッドに寝転んだフロイドが低い声で呟いた。
｢フロイド、あのお馬鹿さんには"絞める"なんて生易しい方法じゃ駄目です。
肉体に与える痛みなんて刹那的ですから、もっと徹底的に懲らしめてやりましょう。｣
そう言うと、フロイドは不満そうな顔つきになる。
｢えー、じゃあどーすんの？｣
｢僕に考えがあります。｣
｢どんなの？｣
フロイドがベッドから上半身を起こして、こちらを向いた。
期待に目が輝いている。
｢まず、あの人間の好意が僕に向くようにするんです。
僕ももちろん彼に好意がある振りをします。
そして、相手が僕の事を完全に信頼するようになった所で
…こちらからあっさり、見捨ててやるんです。｣
｢えー、あいつに媚びるのとか絶対無理。
何か気に食わないこと言ったら俺そっこーで絞めちゃうよ？｣
｢フロイドならそう言うと思いました。
安心して下さい、僕一人でやりますから。｣
｢気が乗ったら俺も手伝うよ。
あいつの絶望する顔には興味あるしー。｣
｢えぇ、僕もです。｣
A・シュライヴァー。
キッチンでの、彼の興奮した顔が頭を過ぎる。
彼は解剖について語っていた時、本当に無邪気だった。
まるでこの世界のありとあらゆる事柄に目を見張る無垢な子供のようで、こちらも思わず引き込まれた。
…あの話を聞かせられるまでは。
今現在、A・シュライヴァーにとって、僕という存在は"貴重な解剖対象"に他ならない。
"人間"でも"人魚"でもなく、解剖台の上に転がされた、ただの冷たい実験体。
…楽しみにしていて下さい、Aさん。
あなたには、ナイフでお腹を切り裂かれるよりももっともっと辛い苦痛を味あわせて差し上げます。
｢…顔こわっ。｣
｢ふふ、すみません。
僕はこれからアズールに会ってこようと思います。
Aさんは、何か秘密を抱えているような気がするんです。｣
｢アズールなら何か知ってるかもね。
俺も行く〜！｣
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ランカスター(プロフ) - レオンさん» コメントありがとうございます！！お気に召していただけたようで何よりでございます♪ ジェイドのみ副寮長、ご指摘の通りですね！見直してみて気づきました…。ガバガバで申し訳ないです 笑 コメント下さり本当にありがとうございます！ (2021年1月4日 10時) (
レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - すごく内容好きです....!!!!!ｳｯ...！！オクタの副寮長はジェイドのみだと思います...！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 8a19b2b241 (このIDを非表示/違反報告)
ランカスター(プロフ) - mitoさん» コメントありがとうございます！！ジェイド最推しの方にお褒めいただいて嬉しいです♪書いてて自信が持てますし、とっても励みなります！どうぞ、最後までお付き合い下さいね！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ジェイド先輩が最推しなので最高です！大好きです！愛してます！！更新あ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランカスター | 作成日時：2020年12月16日 15時
