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ジェイドside
モヤモヤとした気持ちは晴れるどころか、益々密度を増して、息苦しく自分の胸を塞いでいく。
厨房で楽しそうに会話をする、フロイドとAの光景が頭から離れなかった。
昨日の夜から、僕に微笑みの一つさえ投げかけてくれないのに。
どうして僕の片割れには、あんなに嬉しそうに接していたんですか。
まさか、フロイドの事が好きになったんですか。
少し話をしたくらいで？
確かにフロイドは昔から女子に人気がありましたが、貴方はあんな有象無象とは違うでしょう。
恋愛やお洒落にうつつを抜かすことなく、自分の好きなことを一途に追いかけてきた解剖バカでしょう。
そんな貴方が夢中になっていいのは、フロイドじゃなくて…
鬱屈とした気持ちで自室のベッドに寝転がっていると、寮服姿のフロイドが帰ってきた。
Aと話し終えたのかもしれない。
今はフロイドの顔を見たくなくて、背中を向けた。
｢ジェイド〜 聞いて聞いて！！
Aがね｣
｢聞きたくありません。｣
反射的にそう答えていた。
｢はぁ？俺まだ何も言ってねぇじゃん。｣
当然ながら、フロイドは不服そうにそう言い返してくる。
流石僕の片割れだけあって、こっちが不機嫌なのを察したようだった。
「なに怒ってんの？」
理由を言おうにも、いかんせんAの事を出すと、フロイドに変な誤解をうみかねない。
答えようがなくて、黙っていた。
しかし僕の片割れはこんな時に限って変に察しがいい。
｢もしかして、Aと俺が話してたから妬いてんの？｣
ガバッと起き上がって、フロイドの方に向き直る。
｢別に妬いてません。
そもそも僕はあの人間に恋心を抱いてはいませんから。｣
｢…ふーん？｣
｢全部あの人間を落とす演技に決まっているでしょう。
解剖に付き合ったのも、デートをしたのも、人魚の姿を見せたのも、全部彼女を陥れるためのプロセスですよ。｣
言い終えると、フロイドは不意に真剣な表情になってこちらを見据えた。
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ランカスター(プロフ) - レオンさん» コメントありがとうございます！！お気に召していただけたようで何よりでございます♪ ジェイドのみ副寮長、ご指摘の通りですね！見直してみて気づきました…。ガバガバで申し訳ないです 笑 コメント下さり本当にありがとうございます！ (2021年1月4日 10時) (
レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - すごく内容好きです....!!!!!ｳｯ...！！オクタの副寮長はジェイドのみだと思います...！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 8a19b2b241 (このIDを非表示/違反報告)
ランカスター(プロフ) - mitoさん» コメントありがとうございます！！ジェイド最推しの方にお褒めいただいて嬉しいです♪書いてて自信が持てますし、とっても励みなります！どうぞ、最後までお付き合い下さいね！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ジェイド先輩が最推しなので最高です！大好きです！愛してます！！更新あ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランカスター | 作成日時：2020年12月16日 15時
