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Aside
ようやくモストロラウンジでの仕事を終え、自分の部屋に戻る事ができた。
頭の中はジェイドさんとフロイドさんの事でいっぱいで、机に向かって勉強する気にもならない。
まさか彼らが人魚だったとは。
私はベッドに仰向けに寝転んで、フロイドさんとジェイドさんの人魚姿を想像してみる。
…お日様の輝く帯が、いく筋も差し込む海の中。
白い肌をした、美しい双子の人魚が優雅に泳いでいる。
彼らの尾びれは、日の光に当たると鱗の1枚1枚がまるで宝石のように煌めき…。
確かにそれは美しい光景に違いない。だけどつまらない。
解剖台の上に置かれ、腹部を切り開かれた人魚の方がずっと面白い。
私は目を閉じて、想像してみる。
ジェイドさんのお腹に、ナイフの刃を突き立てるところを。そして、ゆっくり指先に力を入れてそのまま…。
私の妄想は、部屋のドアをノックする音で中断された。
｢はーい、どちら様ですか？｣
｢Aさん、僕です。ジェイドです。｣
｢ジェイドが小魚ちゃんと話したいことあるってー。出てきてくんね？｣
二人の声を聞いて、私はベッドから跳ね起き、勢いよくドアを開けた。
ジェイドさんは申し訳なさそうな顔をして、フロイドさんはニコニコ顔で、私を見下ろしている。
｢話したい事って、何でしょう？｣
そう聞くと、ジェイドさんは周りにちらっと視線をやってから
｢出来れば、中に入ってゆっくりお話したいのですが…。｣
と、遠慮がちに言った。
｢えぇ、どうぞどうぞ！｣
私は喜んで2人を迎え入れる。
しかし、なにぶんお二人さんは大きく、私の部屋は狭い。
とりあえずベッドに座ってもらい、私は椅子に座った。
｢Aさん、先程は本当に申し訳ございませんでした。
僕が勝手に取り乱して、挙げ句の果てには紅茶を貴方の顔に…火傷など、負ってはいませんか。｣
ジェイドさんはそう言うと、身を乗り出して、私の頬に触れた。
事前に手袋を外しておいたらしく、冷たい指先に身震いした。
｢あぁ、いえ。全然大丈夫ですよ。
本当に気にしないで下さい。｣
ジェイドさんの謝罪に、思わずこちらが恐縮してしまう。
そんなやり取りを横目で見ていたフロイドさんが、不意に口を開いた。
｢ってか、小魚ちゃんって一人部屋なんだ？
オクタヴィネルで一人部屋使ってんのって、アズールくらいじゃね？｣
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ランカスター(プロフ) - レオンさん» コメントありがとうございます！！お気に召していただけたようで何よりでございます♪ ジェイドのみ副寮長、ご指摘の通りですね！見直してみて気づきました…。ガバガバで申し訳ないです 笑 コメント下さり本当にありがとうございます！ (2021年1月4日 10時) (
レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
レオン(プロフ) - すごく内容好きです....!!!!!ｳｯ...！！オクタの副寮長はジェイドのみだと思います...！ (2021年1月3日 8時) (レス) id: 8a19b2b241 (このIDを非表示/違反報告)
ランカスター(プロフ) - mitoさん» コメントありがとうございます！！ジェイド最推しの方にお褒めいただいて嬉しいです♪書いてて自信が持てますし、とっても励みなります！どうぞ、最後までお付き合い下さいね！ (2021年1月2日 22時) (レス) id: d91d53123f (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - 更新頑張ってください！ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
mito(プロフ) - ジェイド先輩が最推しなので最高です！大好きです！愛してます！！更新あ (2021年1月2日 21時) (レス) id: ebda06392e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ランカスター | 作成日時：2020年12月16日 15時
