向日葵畑に星空を《F.Joitiro》 (ページ4)

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：story3 ページ4

『やっぱりここはいいね』

藤原｢あぁ｣

『ねえ丈？』

藤原｢ん？なんや？｣

『うちらって大人になっても変わらずこうして星空を見てたりしてんのかな』

藤原｢そうなんやない？｣

『ふふ。ずーっとこうして星空見てられたらええな』

藤原｢当たり前やろ｣

丈と2人でそんな話をしていると

夜空をひとつの光が横切った

『あ！流れ星！！』

藤原｢おお綺麗やな｣

『ねえ知ってる？』

藤原｢ん？｣

『望みを叶えるには流れ星が必要なんだよ』

前、誰かがそんなことを言っていた

藤原｢へぇ｣

興味無さそうに返事をする丈

『なんや興味無いんか？』

藤原｢お前なんか望むことあんの？｣

『これからもこうして…｣

藤原｢どうした？｣

あぁ、神様…

『ううん！やっぱ何でもない笑笑』

《これからもこうして丈と2人で星空を見ていたい》

こんなこと願うのはいけないことでしたか？

私は幸せになってはいけなかったのですか？