カフェ・じゃんぷ (ページ44)

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・であいページ44

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「へぇ、君俺らの1個下なんだ」

「子供扱いしちゃったな、ごめん」

「い、いえ！俺も自分の年わからなかったし……」

「……。そっか。あのね、俺らもその場所に行ってるの。一緒に行く？」

どうやら俺は18歳のようだった。彼らは伊野尾慧さんと八乙女光さん。2人とも19歳らしい。自己紹介をし合って、目的地が同じなこともあり同行させてもらうことになった。

俺が迷っていた場所は、あの場所の結構近くだったらしい。ここだよ、と言われて立ち止まったのは、アンティークな感じの綺麗な建物。

「……カフェ、ジャンプ？」

「そうだよ。俺と光はね、ここで働いてんの」

「閑古鳥が鳴くほどに客の来ないカフェだけどね」

「だってこんなとこにあったらわかんないもんねー？」

「いのちゃん、それ薮に言っとくよ！てか早く入ろう」

そう言って八乙女さんはドアを開けた。カランと音が鳴って中が見えると、彼の言う通り、営業中と言う看板がありながらお客はゼロ。

すると、また2人の男性が出てきた。

「光、伊野尾おかえり。…って、お客さん？」

「2人とも帰ってくるの遅いよ……っと、いらっしゃい。こちらへどーぞ？」

背が高くて、目を細くしてふにゃりと笑う人と、一見チャラくて怖い印象だけど、話すととても優しい声音の人。

この2人も、店員の方なのだろう。

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