泣いてる君が好き【三途春千夜】

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春千夜が泥酔して帰ってきた



.



「 ただいまァ Aの大好きな春千夜が帰ってきたぞ ！ 」



寝室の扉が壊れるんじゃないかっていう勢いで扉を開けて フラフラとした足取りでこちらへやってくる

スーツを着たまま私がいるベッドにダイブする



「 A〜 俺がいなくて寂しかったか〜 ？ 」



首をコテンと傾げて聞いてくる春千夜はあざとい以外の何物でもない

それにしても



『 お酒臭い ... 』



臭いに敏感な私には このアルコール臭が耐えられない 、 さっさとシャワー浴びてこいと促すが 「 動けない 」 などとほざき一向に動こうとしない



『 本当に 耐えられないから 早く入ってきて 、 』


「 俺のことその程度で嫌になんの ？ 」



不機嫌そうに聞いてくる春千夜に 少しイラッとする



『 春千夜 、 あんまり調子乗るなよ 』



低く言い放てば 春千夜がその場で固まる

暫くして私がイラついてるのに気付いたのか焦ってシャワーを浴びに行った




.




シャワーを浴びて帰ってきた春千夜は珍しく上下ともスウェットを着ていた

普段は上を着ずに寝るくせに どうしたのかと問えば 目が泳いで 「 なんとなく 」 なんて下手な嘘をついた


どうせ何か隠してるんだろ


分かりやすい嘘に呆れながら



『 何隠してんの 』


と聞けば 私から目を逸らす

黙ってても埒があかないので 春千夜の腕を引っ張りベッドに押し倒す


無理矢理春千夜の服をまくれば 鎖骨下にキスマークが付いていた



『 これ 、 何 』



キスマークをグッと指で押す

春千夜は 「 さあ ？ 」 なんてシラを切る



『 何 、 躾られたいの ？ 』



私が聞けば 春千夜は顔を赤くする

何もしていない 、 言葉だけ聞いて色々想像したんだろう



『 何顔赤くしてんの 、 変態 』



そう言えば 春千夜は違うと否定する

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