苺が好き【twst】 (ページ4)

今日:2 hit、昨日:3 hit、合計:11,286 hit

4粒ページ4

植物園にて

「ってぇな……？お前かよ」

『そうですお前です』

リドルくんが可愛いので少し離れたところから

ストー……追い掛けていたら

レオナ先輩のしっぽを踏んでしまったようだ

『わざとでは無いんですよ』

「……じゃあお前も寝ろ」

『は？え、あっちょっと！！！』

ﾊﾞｻﾘ

レオナ先輩に覆い被さる形で倒れ込むと

先輩はもう夢の中だった

『早くね？？？』

あっでも、私もぽかぽかして

眠たくなって……きた

✄-------------------‐✄

リドルくんが

私の腕を掴んで

「君はどうしていちごが好きなんだい？」

と聞いてくる

私は答えられなくて

『かわいいから』

と言う

本当は違うだろう？

そう言わんばかりの顔をされ

こちらも困ってしまって……

違うよ

いちごを食べたら______だからだよ

私、リドルくんが好きなのに

ごめんなさい、なんでか言えないや

✄-------------------‐✄
マレウスside

授業中に植物園を訪れたら

彼女がいた。

ハーツラビュル寮2年E組_番AA

僕の想い人

そんな彼女は今_キングスカラーの腕の中にいる

実に不愉快だな

『キングスカラー、狸寝入りはやめたらどうだ』

「ｯﾁ……あ？……あぁ……此奴は俺のだからな」

『ほぅ？あまり行動を

共にしていないように伺えるが？？？』

一々腹のたつ男だ

僕が彼女に話し掛けようと思えば傍に居る

「ん……ぁ……？え、授業寝過ごした！？」

『目覚めたか、A』

「え、あ？え？？おはようございますマレウス先輩」

嗚呼、こちらを見て不思議そうな顔をするAよ

その表情…行動の一つ一つが愛いな

「おい、トカゲ臭くなるから行くな」

「……え」

『獣臭くなる、さぁ僕の方に来い』

「可愛くないのでどっちも無理です」

拒否された、2人して拒否された

その事に少し呆然としていると

彼女は何処かへ走り去ってしまった

『……次はないぞ』

「その言葉、そっくりそのまま返してやるぜ」

✄-------------------‐✄

『リドルくん』

「まさか授業をサボるとは…

サボった分やることは……お分かりだね？」

『はい、ねぇ……ぎゅってしていい』

「！？本当に大丈夫かい！？」