Reborn２【ハリーポッター】 (ページ5)

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55.Voldemort ページ5

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｢俺様はいつも勇気を称える……そうだ、小僧、おまえの両親は勇敢だった……俺様はまず父親を殺した。勇敢に戦ったがね……しかしおまえの母親は死ぬ必要はなかった……母親はおまえを守ろうとしたんだ……母親の死をムダにしたくなかったら、さあ『石』をよこせ」

｢やるもんか！」

ハリーとAは合図をし、ハリーは炎の燃えさかる扉に向かって駆け出した。

｢捕まえろ！」

ヴォルデモートが叫んだ。

Aは魔法で拘束を外そうとした。しかし魔法は使えなかった。魔法封じの鎖だ、こんなものどこで...！予想外のことにAは驚き何も出来ない現状に絶望した。

目の前でハリーが襲われている。しかし自分はただ黙って見ていることしか出来ない。

ハリーは悲鳴をあげ、力を振り絞ってもがいた。驚いたことに、クィレルはハリーの手を離した。クィレルがどこに行ったのか、ハリーはそこら中を見回した。

クィレルは苦痛に体を丸め、自分の指を見ていた……見る見るうちに指に火ぶくれができた。

｢捕まえろ！捕まえろ！」

ヴォルデモートがまたかん高く叫んだ。クィレルが跳びかかり、ハリーの足をすくって引き倒し、ハリーの上にのしかかって両手をハリーの首にかけた。

｢ご主人様、やつを押さえていられません……手が……私の手が！」

クィレルは膝でハリーを地面に押さえつけてはいたが、ハリーの首から手を離し、いぶかしげに自分の手のひらを見つめていた。真っ赤に焼けただれ、皮がベロリとむけた手が見えた。

｢それなら殺せ、愚か者め、始末してしまえ！」

ヴォルデモートが鋭く叫んだ。クィレルは手を上げて死の呪いをかけはじめた。ハリーはとっさに手を伸ばし、クィレルの顔をつかんだ。

｢あああアアァ！」

｢殺せ！殺せ！｣

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Voldemort_ヴォルデモート。

※魔法封じの鎖なんてないです。物語の都合上Aちゃんがぱぱっとハリー助けちゃったらめんどくさいんで魔法封印しました。暖かい目で見てください^^;