ラスボス系女子は人質に向いてない【3年A組】

第36話 作戦 ページ38

里「美波、皆集まってるからちょっと来てくれ」



朝ごはんにパン食べたけど足りなくて追加でおにぎり貰いに行こうとした時、里見に呼ばれた。



いやおにぎり…と言おうとしたが口を開くまもなく連れていかれた。









私のおにぎり…。









里「ぶっきーはまだ作業中だ。盗聴の心配はないだろ」

甲「なんだよ話って」

里「中尾は多分死んでない」





…ん？

え？





え？(2回目)





真「姿は見てないんだ。でも部屋の中が少し見えて全く同じパンの食べかけが2袋あった。」

石「いやそれでも生存確定は無理があんだろ…」

里「あと、遺体のにおいが全くしなかった。普通なら多少は異臭が臭うはずだ。」

石倉「それだって、遺体を別の場所に隠したり…バラバラにしてトイレに流したとか!」

水越「ねえ!なんでそんなネガティブに捉えるわけ!?本当に生きてるかもしれないじゃん!!」









同じパンの食べかけが2袋…

死体の匂いがしない…









この2つだけ見れば中尾が生きてる可能性はある。



でも決定的なのは、私達の目の前で刺されて死んだということ。









中尾の生存を自分の目で確認したいが、先生には…。









逢「でも、先生には爆弾がある」

里「問題はそこなんだ!リモコンさえ奪えれば逃げれたんだけどな…」

甲「だったら俺が奪ってやるよ。」

貴「でも甲斐弱いじゃん」

甲「あいつの前にお前ぶん殴ってやろうか？」

貴「嘘です」

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