１３５day ページ43
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「 ちょっ、どこ行くつもり！？ 」
「 くあぁっ、ついてこないでくださいっ！ 」
「 はぁ！？このボクが心配してあげてるんだから答えなよ！ 」
廊下をずんずん前に歩いていく背中を追っていた。少しでも触れたら崩れそうなくらい、ここ数日で脆くなっていた背中。なにもかも、アイツの所為だ。単細胞。後先考えず行動するから迷惑がかかるの。
「 桃李くん 」
「 え、 」
急に立ち止まるから、激突しそうになる。視界で自分の髪が揺れたのがわかって、何だか目を反らせないような、そんな気がしていた。
「 あなたは、笑いますか 」
「 司…？ 」
今から“ あの人 ”のところに行くのですが。
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緊張した面持ちでドアを見つめた。生徒会でよく来ているのに、何故か初めて来る場所のような錯覚に陥る。このドアを開けるのが酷く愚行な気がしてしまって、ふるふると頭を振った。隣の赤髪さえも緊張している。まぁ、憧れの人にたてつくなんて、今の今まで考えたこともなかったよね。
たてつく、というよりも脅すの方が近いのかな？あぁ、嫌だなぁ。この扉を開けるのが心苦しい。開いて仕舞えば楽になるのかもしれないけれど、いつもの笑顔が見られるかどうか、そんなこともわからないのに。
暫くして気配に気がついたのか、「 ん？なんだ？ 」という声が近付いてくる。ああもう、自分たちで開けたかったのに。雰囲気ぶち壊しだなぁ、なんて考えて隣の司と顔を見合わせた。
隙間から風が吹き込んで、柔らかな髪が揺れていた。
「 英智さまっ! 」
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ねむい(プロフ) - 永遠咲さん» ありがとうございます、とても嬉しいです〜〜！これからも何卒よろしくお願い致します！ (2018年1月23日 23時) (
レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
永遠咲(プロフ) - すごくおもしろいです！！更新楽しみにしております！お忙しいと思いますが、これからも頑張って下さい！ (2018年1月23日 19時) (レス) id: 1bcf30aa47 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - イチゴプリンさん» ありがとうございます！！今更新少し止まってますがこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン - この作品めっちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！もっかい読み返して来よ〜ε=ヽ(*･ω･)ﾉ (2017年12月10日 19時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - Hikaひかりさん» まいどまいどありがとうございます〜！更新が不定期すぎますが嬉しいですありがとうございます； (2017年11月18日 21時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむい | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月28日 16時
