１２８day ページ36
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次の日の放課後、誰もいない教室で眠っていたところに珍しい来客が。
「 …おーい 」
『 何だい……こっちは気持ちよく眠ってるってのに…… 』
「 起きるんじゃ、A 」
『 ……………零！？ 』
自分から尋ねてくるなんて珍しいなこのヤロウという気持ちを込めて思い切り頭を上げれば零の顎に強打。
…２分ほど二人共 涙目で顎と頭を押さえた。
「 おはよ、俺様ちゃんのかわい〜A？ 」
『 違います訂正してください 』
そして何故戻った。何故昔に戻ったオイ。…まぁ、その口調に戻るということはこれからされる話も決まっているのだが。
「 ………お前さぁ 」
『 ……ハイ、出来るだけ手短にお願いします、今から3分計りますのでそれ以内に収めてください、よーいど……何でもありませんすみませんでした 』
睨まれたので止めておこう。全く、美形が睨むと怖い。何なんだ全く。
「 最近よく泣いてるよな 」
『 …… 』
否定は、出来ない。悔しいけどおっしゃる通りです。黙る、とは肯定と同じである。
「 “ 約束 ”、忘れた？ 」
『 ……忘れてないよ、朔間先輩 』
「 …なら、よかった 」
“ もう、忘れろよ ”
軽く放たれたその言葉に、どれだけの重みがあるのかきっと彼は知らないのだろう。
『 ………忘れない 』
「 ………ふふ、ばぁか 」
『 いたっ 』
零は私の額を指で弾く。“ ならいいよ ”なんて言うかのように。
これからも、彼らの為に。
否、自分の為に、少しでも前を向いて笑っていよう。苦しいところを見せずに、辛い時も、悲しい時も。
「 ……ほんと馬鹿 」
『 うるさいな、そんなばかばか言わなくてもいいじゃん！ 』
きっとある種の呪縛で、抜け出せないようなスパイラル。巻き込まれてしまったからには後戻りできなかったのだし、何しろ自分から足を突っ込んだのだから。
『 朔間先輩も馬鹿、大馬鹿者 』
「 おあいこ 」
席を立ち上がって“ じゃあの〜 ”なんていつもの口調に戻ると教室から出て行った。
一人になった教室で、少しだけ考える。
…それにしても、今日は随分余裕がなかったね
『 朔間先輩 』
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ねむい(プロフ) - 永遠咲さん» ありがとうございます、とても嬉しいです〜〜！これからも何卒よろしくお願い致します！ (2018年1月23日 23時) (
レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
永遠咲(プロフ) - すごくおもしろいです！！更新楽しみにしております！お忙しいと思いますが、これからも頑張って下さい！ (2018年1月23日 19時) (レス) id: 1bcf30aa47 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - イチゴプリンさん» ありがとうございます！！今更新少し止まってますがこれからもよろしくお願いします！ (2017年12月10日 20時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
イチゴプリン - この作品めっちゃ面白いです！これからも更新頑張ってください！もっかい読み返して来よ〜ε=ヽ(*･ω･)ﾉ (2017年12月10日 19時) (レス) id: 645f74247e (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - Hikaひかりさん» まいどまいどありがとうございます〜！更新が不定期すぎますが嬉しいですありがとうございます； (2017年11月18日 21時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむい | 作者ホームページ：
作成日時：2017年10月28日 16時
