24day ページ25
,
『あんずちゃぁぁぁん!?!?どこぉぉぉぉぉおおお!?』
校内を走りまわっていたら木の陰に座っている人がいた。
『あんずちゃん、こんなところにい、
いずみいいいいいい!?』
「…何、俺がいたら悪いわけぇ?」
案外普通だ、よかった。
『あんずちゃんを探してて!見た?』
「…見てないけどぉ。それよりも、」
泉の手が伸びて来たと思ったら、視界が泉の制服で塞がれていた。
『うえい!??!どど、どどどうした』
抱きしめられてる。こ、これはただの挨拶だよねうん
「それよりもAは俺に言うことがあるんじゃないのぉ?」
『ごめんなさい』
「違う」
え。
『ありがとう』
「違う。」
ええ。
腕に込める力が強くなって苦しい。
「…何をされても、泣かない理由でしょぉ?
なに、俺にも話せない理由なわけぇ?」
話す?
話す?泉に?
___そっか、これは五奇人以外知らないんだ。
『すごい下らない理由だよ』
「…何」
『それはね』
【…いいか!お前は、Aは、________じゃねぇんだよ!泣く資格なんかねぇ!】
『私が________じゃないから』
泉は軽く笑った。
「なにそれぇ。怒った俺が馬鹿みたいじゃん?」
『そろそろ離して頂きたく』
「だぁめ、俺がこのままでいたいのぉ。」
『なにデレ期?』
「ちょーうざぁい」
いつものちょーうざぁいだ。よかった。
『泉』
「なに」
『私のためにっ、喧嘩してくれてぇっ、ありがと…「気持ち悪い」
『スミマセンデシタ』
調子のりました。
「そういえばぁ。ほんとにあんずはどこ行ったんだろ〜ねぇ?」
『ねー。あんずちゃんピリピリしてるの見て傷ついたよね、きっと。』
「そんなわけないでしょぉ。気にしないの。ほら、授業行くよぉ〜」
『わ、ちょっ、待てい』
泉の背中を追いかけて走る。
あんずちゃんは本当にどこに行ったんだろうなぁ。
『ふふふ』
「なに、随分ご機嫌だねぇ」
『久しぶりにクラスほぼ全員揃ったなーって思って…あとはママ』
それどころじゃないくらいピリピリしてるけどね、という泉の言葉で、はすみんに全部丸投げしてきたのを思い出す。
…あー、怒られそう。こわいこわい。5時間コースじゃないといいなぁ。
「何ぼーっとしてんの。早く行くよぉ?」
『スミマセンデシタ』
522人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
リオ - ワカメさんはアウトですよwww (2021年11月23日 0時) (レス) @page48 id: d2c6939725 (このIDを非表示/違反報告)
クリスティ38(プロフ) - なんか、ふざけすぎなかまってちゃんですね。 (2020年1月25日 19時) (レス) id: eb0de2c665 (このIDを非表示/違反報告)
伊達 光秀 - あの…夢主ちゃんって、馬鹿なんですか?←普通、男5人の所に一人で行きませんよね?私だったら行きませんよ。あの、鬼龍さんとかママとかそこら辺連れてボコりに行けば良かったんじゃないですかね…。 (2020年1月14日 23時) (レス) id: f7e36ec018 (このIDを非表示/違反報告)
りんか - 予鈴が日々樹渉のところで吹いたw (2019年9月2日 2時) (レス) id: cb74d323d1 (このIDを非表示/違反報告)
ねむい(プロフ) - mooncatさん» ありがとうございます!!!嬉しいです!!はすみんに怒られたい(M発言)使わせていただきます!!!これからもよろしくお願いします。 (2017年9月10日 15時) (レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ねむい | 作者ホームページ:
作成日時:2017年8月20日 23時