ニル・アドミラリイ／３ ページ10
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「 中也、首領から私たちに。『ニル・アドミラリイの気象』 」
「 ＿＿成程な。テメェ、首領からの
「 何事にも無関心であること、気にかけないこと＿＿『私に授かったものが死すべきものであるのは知っていた』。今回の私たちの任務は“三島とドストエフスキーの調査”、任務は果たすけど、“知りすぎなくて良い”。 」
「 嗚呼、Aには云って無かったか 」
「 良いよ、解ってる。何事も知りすぎない方が身の為だから、大人しく入院したけれど……“Ａさんを殺したのはあの魔人”だってこと、不自然なあの状況なら誰でも気付くよ 」
「 ……全人類にテメェか太宰ぐらいの脳が有れば、な 」
「 まあ、この任務は其の
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「 これはこれは、鴎外殿の……失敬、お名前は 」
「 中原と申します。此方は川端です 」
「 今晩は。宜しく御願い致します 」
出航して暫くして、パーティーが始まる。船に乗った時にいなかった人が殆ど出てきていた。
今回の任務は、情報収集。中也と私は普段ほぼ荒事が専門なのだが、“三島とドストエフスキー”は組織でも最高機密のひとつ。これは平生下級構成員に任せるか情報屋から買うような仕事なのだが、この様に幹部クラスが赴くのはその為だ。
舞台は豪華客船。ヨコハマはこの船が途中入港する港のひとつで、世界各地の大富豪や裏社会の人間、政府の要人、更には異能特務課まで、様様な人間が居た。
先程の紳士と別れると、頭に付けていた黒い
「 ハッ、花嫁みてェだな 」
「 …私は白無垢が良いんだよねえ、中也 」
「 此方見んじゃねぇ 」
「 えっなんで 」
首領こんなものまで用意しているんだから、何処まで職務とは関係の無いことにお金を注ぎ込んでいるのか想像するだけでも怖い。寧ろこの豪華客船に滞在する5日間分のドレスまで用意してしまっている周到さは尊敬の域だ。
あと、中也にはこの場でお酒を呑むのにストップを掛けている。酔うと面倒臭い。とても面倒臭いからだ。後で部屋でゆっくり呑もうね、なんて声をかけたが既にうずうずしてる。口許がゆるゆるしてる。
「 ウェイトだ中也、頑張れ中也 」
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少し原作から外れてオリジナルに入ります！
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ねむい(プロフ) - kuroさん» こんにちは、本当にありがとうございます！とても励みになります！これからもどうぞよろしくお願い致します！ (2020年1月24日 23時) (
レス) id: f7d54c694c (このIDを非表示/違反報告)
kuro(プロフ) - この先の展開がとても気になります！更新頑張ってください！ (2020年1月24日 8時) (レス) id: f9572c4e12 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ねむい | 作者ホームページ：
作成日時：2020年1月19日 23時
