犬系彼女(たまに猫) (ページ34)

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正門side

「 … よしくん、」

正「ん？どしたの」

「おなかいたい、あれ始まったかも… 」

ある日のお休みの日、Aがトイレから戻ってきた時少ししんみりした様子でこちらを見てくる。
あれ、とは女子の毎月恒例のやつでそれが今月まだ来てなくてやっと来たみたいやった。

Aのその時の腹痛は基本最初は来ないけど地味な腹痛が押し寄せられる時がある。

正「お腹結構痛い、？」

「 …うん、」

正「そこ横になってて、薬とってくる」

「くすり…、」

それに薬が苦手であまりすんなりと飲んでくれない。慌ててキッチンの方へ行き水と鎮痛剤を用意した。

正「ずーっと痛いのも嫌やろ？嫌やったら、薬飲もな？」

「 …ん、薬飲んだら、ギュッてして？」

正「もちろん、薬飲めたらね？」

ジーッと少し薬とにらめっこすれば勢いよく口に入れて水を強く飲み込んだA、俺を見つめると優しく微笑みかけえ腕を引けば頭を撫でながら抱き締めた。

正「よしよし、頑張ったねお腹冷やしたあかんから、ソファー寝転んどこか。」

「きょう、よしくんお仕事は？」

正「夜からやねん、やから、ひとりで待っててくれる？先に寝ててええしてか寝てて欲しい。」

「 …わかった、」

正「俺の布団で寝ててええよプリン、買って帰るからね」

「ぷりん！はあい。」

そう、Aはプリンが大好物やねんな。