アイドル大橋くん (ページ7)

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その日の晩、買い物から帰るとかずくんが私の家のキッチンで洗い物とかしてくれて待っていてくれていた。
本当は買い出しに行きたかったけど人気アーティストやしジャニーズ一人外に出させる訳には行かない。

和『ごめんな一人で行かせて怖かったやろ』

『んーん、慣れてるから平気』

と素直じゃない私は少し強がる。玄関に置いた荷物を持ち直し中へ入ろうとすると一旦こちらへ来たかずくんに抱き締められる。

和『おかえり』

『んん、ふふ。ただいまあかずくん。』

一度はしたかったこういう事。彼氏が出迎えてくれるっていい事なんやね。

和『重たかったやろ貸して。』

と私が持っていたエコバッグを手に持ち台所に置くと何か作ってくれる様子。

『かずくんの取り置きおかず食べたい』

和『ええよ？何がいい？』

ほんとに何かしてくれるみたいで袖を腕まくりにしてまな板を用意した。

『ねえ、ビデオ撮っていい？』

和『ええ？ビデオ？恥ずかしいけどなあ Aやからええよ』

と携帯片手に料理するかずくんを目に収めた。