転機 ページ5
パパが帰って来た。そろそろあの用件を話すそう。
そして、私たちはリビングのソファーに座った。
「それじゃあダイゴ、用件を話してくれるかな。」
「分かった。今親父は長年の夢だった事業の実現を行っている。それで出張が増えたり、今より忙しくなりそうなんだよ。それで、親父がAを1人にするのが心配だから僕の家に預けることにしたんだ。」
「それに、Aはトクサネにある学校に進学したいと言っていたな。ダイゴの家ならそこから近いし、大丈夫だ。まぁ、2人なら上手くやって行けそうだからね、頑張れ！まぁワシもだけど！」
豪快に笑いながら言うパパ。
いや、それどころじゃない。なんで兄さんと同居しなきゃいけないんだ！
「私絶対無理だから！兄さんの家石しかないし、泥とか砂の匂いしそうだし、まず嫌だ！」
あまりの事態に思わず大きな声が出た。
驚きを隠せない私に兄さんは
「大丈夫だって。親父も言ってるじゃないか。あと、同居は半年後になるからね。それに宇宙センターがあるし、強いトレーナーも沢山いるからAは確実に強くなれるさ。」
「うるさい、石オタニート！分かったから同居する前に仕事ぐらい見つけなさいよね！」
とりあえず同居は認めるけど、めんどくさい事になりそうだ。
そう思いながら私はズカズカと足音を立て、すぐに自分の部屋に戻った。
部屋を出るとラルトスはまだ起きていた。
ラルトスは驚いた表情をしている。
寝るのを邪魔したかなと思っていたけど、そうではないようだ。
「半年後、お兄さんの家に移るの？アタシは大丈夫だけどAは平気なの？さっき久しぶりに大きな声聞いたから…。」
『あぁ、それは平気よ。びっくりしただけ。でも怖いんだ…。向こうで上手くやっていけるかな。』
ラルトスは心配したみたい。見えたり、見えなかっ
たりする赤い瞳が私の顔を映している。
「そっかー、Aは今が退屈なんだよね。ちょうど良かったんじゃない？それに、トクサネっていうところに行けばアタシたち強くなれるんだよ！アタシはお兄さんやお父さんに賛成だよ。」
『なんかラルトスが言ったら兄さんの意見でも賛成できる気がするな。お互い頑張りましょ。』
そう言ったあと、私たちはお互いの手を握り、海に行ったときのように目を見合わせて笑う。
不安が大きかった気分が消えて、心の中がじんわり
暖かくなった。
そして、半年後私たちはトクサネへ向かった。
怖いけど大丈夫。ラルトスがいるから。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？せっかく凄く素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年11月11日 22時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - 愛桜さん» 今更ながらのコメ返すみません！作者はネットコミュ障でコメ返しよう思っても、緊張で出来ませんでした(ToT)ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ この作品では思いっきりダイゴさん大誤算してるのに見てくださるなんてありがたいです！更新頑張ります(´∇｀) (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - ニカ姫さん» 今更ながらのコメ返すみません！コメントとても嬉しかったけれど、ネットのコミュニケーションになると凄くテンパりっちゃって……。ポケモンのシリーズ全部持ってるんですか？！羨ましいです┌(┌＾o＾)┐私はルビー〜SMあたりの作品ならほとんど持ってます笑 (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - 葵さん» 今更ながらのコメ返すみません！コメントとても嬉しかったんですけど、どう返していいか分からなくてテンパりましたm(_ _)m更新頑張りす！本当にありがとうございます(ToT) (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
愛桜(プロフ) - ちょっと、ダイゴさんの名前が大誤算になってて笑っちゃいましたw 更新楽しみにしてます！ (2017年6月15日 22時) (レス) id: 9cc87e2711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美風 | 作成日時：2017年4月30日 3時
