決意3 ページ11
もどかしい気分をよそに、私たちは会話を続ける。
「そういえばAちゃん、君はトレーナーなのだろう。何か目指すべき道は？」
いきなり目標を問われても……思いつきなのか、変な気分のせいなのか。私は反射的にすぐ答えた。
『兄さんを超えることです！バトルでもその他のことでも絶対超えたいんです……!』
言ってしまった。思いもしないことを。私が兄さんを超える？無理に決まってる。
それに、雰囲気壊して黙ってるし。
でも考えた結果、兄さんを超えるのは悪くない。むしろトレーナーなら誰もが目指すリーグチャンピオンになりたい。いや、絶対なる！
「すごいな、ダイゴの妹は。いつ兄妹対決が見られるのが楽しみだ。」
「ほほう、Aが僕を超えるのが目標か……。言っておく。僕はとても手ごわいよ？」
兄さんはドヤ顔で得意げに言うけど、私は負けじといつものように反抗した。
『いいじゃない。戦いたい相手が強いほど向上心がつくものよ？』
兄さんはそうか、とため息をつくように返し、一方ミクリさんは頑張りなさいと涼しい顔で私を応援した。
「あ、流れ星！」
瞬間に私と同じくらいの少年がそう言い、私たちはすぐに空を見上げたが、流れ星は見られない。
「見逃したようだね。珍しい石が見つかるように願いごとをしたかったんだけどな……。」
相変わらずだねとミクリさんは呆れている。
『馬鹿じゃないの？流れ星への願いごとだなんてどうせ叶わないわ。それに、願いごとは自分で叶えないと意味ないし。』
「その通りだ。ダイゴ、Aちゃんの誠実なところを見習うべきでは？」
「2人とも、そんなことは言わなくてもいいんじゃないかな……。でも、Aの言ったことは正しいな。」
見習う事しないのかと、私とミクリさんは突っ込んだ。
そんな光景を見て、ラルトスとミズゴロウは顔をを見合わせて苦笑いをしている。
その行為の意味は聞かない方が良いだろう。
そして、私たちは星を見ながら楽しい時間をすごした。
2人の話は楽しいし、勉強にもなる。そんな中気になったのは旅のことだ。
どうやら旅をしたことでお互い強くなれたらしいし、見たこともない景色やモノに触れることもできるそうなのだ。
例えばミクリさんはルネシティの空は狭いけど、他の街で見る空は広く、美しかったことを知り、兄さんは見たことないたくさんの石に出会ったそう。
私も見たことない景色やモノに触れたい、強くなりたいと思った。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
- 健康運: ★★★★★
- 全体運: ★★★☆☆
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遊星(プロフ) - 更新停止になってますが大丈夫ですか？せっかく凄く素敵な話なのに更新停止は勿体無いです。早く続き読みたいです。 (2020年11月11日 22時) (
レス) id: cc3dcebb37 (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - 愛桜さん» 今更ながらのコメ返すみません！作者はネットコミュ障でコメ返しよう思っても、緊張で出来ませんでした(ToT)ｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞｱﾞ この作品では思いっきりダイゴさん大誤算してるのに見てくださるなんてありがたいです！更新頑張ります(´∇｀) (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - ニカ姫さん» 今更ながらのコメ返すみません！コメントとても嬉しかったけれど、ネットのコミュニケーションになると凄くテンパりっちゃって……。ポケモンのシリーズ全部持ってるんですか？！羨ましいです┌(┌＾o＾)┐私はルビー〜SMあたりの作品ならほとんど持ってます笑 (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
美風(プロフ) - 葵さん» 今更ながらのコメ返すみません！コメントとても嬉しかったんですけど、どう返していいか分からなくてテンパりましたm(_ _)m更新頑張りす！本当にありがとうございます(ToT) (2017年12月4日 2時) (レス) id: adb0bf5a1f (このIDを非表示/違反報告)
愛桜(プロフ) - ちょっと、ダイゴさんの名前が大誤算になってて笑っちゃいましたw 更新楽しみにしてます！ (2017年6月15日 22時) (レス) id: 9cc87e2711 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：美風 | 作成日時：2017年4月30日 3時
