伝えられない想い。( ym×ar )

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有 岡side

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薮「 ...どうだった？大ちゃん 」




有「 へ？どうだったって.. ？ 」





俺が部屋から出てくるなり 、控えめに聞いてくる薮くん 。どうも何も ... 挨拶に行っただけだし.....



薮「 ん？なんも言われてない ..？」






有「 えっと ... 気に入った 、って言われたよ 」





薮「 え！あの山 田様が！？ 今まで雇ってきた執事で初めてだよ ..！みんな泣きながら帰っくるからね 」



有「 ぇっ .. そうなの 、？」




やまだ様 ...

そんなにおれのこと気に入ってくれたの ...？



ほかの執事さんにはなんか申し訳ないけど 、嬉しくて 胸が高鳴った 。






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薮「 うん 。やまだ様 ...口は悪いけど 、ほんとは優しい方だから！あっ 、大ちゃんは明日から山 田様の身の回りの世話をしてもらおうと思うんだ 。１日中つきっきりになると思うけど .. 頑張ってね！ 」




有「 ぅえ！？１日中？ひとりで？ 」




なんか緊張するよ ...




薮「 ...うん 。そうなると思う 」



有 「 薮くんは ...？」



薮「 俺は料理長だから無理なんだ .. ごめんな 。」




しかたないよね ... ほかの執事さんたちも仕事があるんだもん 。おれも頑張らなきゃ ..








有「 そっか..！大丈夫！おれ、頑張るね！」





薮「 おう 、頑張れよ 。それと 、大ちゃんの部屋はここ 。好きに使ってね 」





そう言って 、おれの頭をぽんっとして去っていった 。









... なんだろう、おれ 、頭なでられてばっかだ 。









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