41時間目 ページ50
猛烈な勢いのトロッコを乗りこなし再び陽の光を浴びた頃には、ハグリッドはヘロヘロになっていた
そんなハグリッドを見兼ねて、私はあることを提案した
『ハグリッド。私たちは先に制服を作りに行ってくるから、その間に漏れ鍋で元気薬でも引っ掛けてきたらどうだ？』
「あー………すまんな。場所はわかるか？」
『大体の店の場所は覚えたから問題ない。もし先に服の仕立てが終わったら私とハリーは本屋に行っているから。』
わかったと頷いたハグリッドと別れて私はハリーと手を繋いだまま、マダムマルキンの洋装店の扉をくぐったのだった
中では藤色の服を纏った愛想の良さそうなふくよかな女性が出迎えてくれた
「お嬢ちゃん坊ちゃん、ホグワーツなの？」
二人でコクリと頷くと、マダムマルキンは微笑ましいと言わんばかりに微笑んだ
「全部ここで揃いますよ……もう1人お若い方が丈を合わせているところなの。さ、どうぞ。」
私たちが奥の方を覗くと、青白く顎の尖った男の子がプラチナブロンドの髪をオールバックにしているのが見えた
ハリーが、あ。将来ハゲるな彼奴。と思っているのが手に取るように分かる
マダムがそんな私たちを誘って、踏み台に立たせた
因みに立ち位置は、右からハリー、私、オールバック君(恐らく、いや確実にドラコ・マルフォイだろうが)となっている
そして彼女は他の魔女と共に、ローブを頭から被せピンで止め始めた
すると、隣にいるドラコ少年が原作通りに声を掛けてきた
「やあ、君たちもホグワーツかい？」
『「あぁ(うん)。」』
2人で同時に頷くと、彼は気だるそうに話し始めた
「僕の父は隣で教科書を買ってるし、母はどこかその先で杖を見てる。
これから2人を引っぱって競技用の箒を見にいくんだ。１年生が自分の箒を持っちゃいけないなんて、理由がわからないね。
父を脅して、１本買わせて、こっそり持ち込んでやる。」
ハリーが内心ダドリーに性格が似ているドラコにゲンナリしているのに対し、私はどうしようか悩んでいた
出来れば、ドラコとは友達になっておきたい
だが如何せん、ハリーはあまり良い顔をしないだろう
初対面がコレだからな
だが打ち解ければ、きっと2人はいい友達になると思うんだよな。
とりあえず、当面はドラコの極端な純潔主義思想をどうにかして行こう
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かみきれ(プロフ) - すいません、前言撤回！次のページから読みやすくなってました。変なところでコメントしてごめんなさい！ (2023年4月17日 19時) (
レス) @page10 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 面白いんだけど……中途半端なところで改行しているせいで読みにくいです。 (2023年4月17日 19時) (レス) @page8 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
new user(プロフ) - 面白いのですが、文章が読みづらいです。助詞がおかしかったり、言葉が抜けていて変な文になっていたりします。 (2021年11月27日 12時) (レス) @page7 id: f4cfaee80e (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶とココア(プロフ) - 何故原作と言う言葉が出てくるのでしょうか？夢主は元々ハリーポッターの世界の住人ですよね？他の世界から転生したのなら分かるのですが設定には書いてない為指摘させて頂きました。物語自体は面白いです！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf85365645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉美 | 作成日時：2014年10月11日 15時
