30時間目 ページ39
私はコクリと頷き、ケーキを一切れ分けて貰って食べた。
チョコレートの甘さが口いっぱいに広がる。
私が若干幸せな気分に浸っていると、ハリーがソーセージを食べながら口を開いた。
「魔法使いの世界には銀行まであるんだ。」
「一つしかないがね。グリンゴッツだ。小鬼が経営しとる。」
「こ・お・に？」
ハリーは唖然として持っていたソーセージを落とした。
それを私が難なくキャッチして、ハリーの口に放り込むと、ハグリッドの話を聞く。
「そうだ……だから、銀行強盗なんて狂気の沙汰だ、ほんに。
小鬼と揉め事を起こすべからずだよ、ハリー。
何かを安全にしまっておくには、グリンゴッツが世界一安全な場所だ。
多分ホグワーツ以外ではな。実は、他にもグリンゴッツに行かなきゃならん用事があってな。
ダンブルドアに頼まれて、ホグワーツの仕事だ。」
ハグリッドは誇らしげに反り返った。
それを見た私は内心呆れていた。
相変わらず口が軽いというか、何というか。
まぁ、だからアルバスもハグリッドに行かせたんだろうがな。
ハリーが後々、気付くように。
そしてハグリットは、大切な仕事はいつも任せてくださるんだと、嬉しそうに話した後
私たちに忘れ物はないかと確認し、小屋を出た
空は晴れ渡り、海はキラキラと陽の光に輝いている
昨日の嵐が嘘のようだった
バーノンの借りた船はまだそこにあるが、嵐で船底は水浸しになっていた
「どうやってここにきたの？」
ハリーが最もな疑問をハグリットに投げかけた
「飛んできたんだ。」
「飛んで？！」
『だがハグリッド。今回はこの船を使わなければならないんじゃないのか？』
船に乗り込んだ私が船縁を撫でてそう言うと、先に乗り込んで、私たちを引き上げてくれたハグリッドはうむ。と頷いた
「もうおまえさんらを連れ出したからな。もう魔法は使っちゃならんことになっちょる。だが………漕ぐっちゅうのも癪だな。」
彼は私たちにチラッと目配せすると
「まあ、なんだな。ちょっくら………エー、急ぐことにするが、ホグワーツではバラさんでくれるか？」
『いいよ、ハグリッド。私がやる』
「いいのか？」
『いいんじゃない』
「って、Aは何か出来るの！？」
『うん、まぁ見てて』
私達は、船に乗り。船の船縁の加速魔法をかけて、船はクルーザー並みに速く走った
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かみきれ(プロフ) - すいません、前言撤回！次のページから読みやすくなってました。変なところでコメントしてごめんなさい！ (2023年4月17日 19時) (
レス) @page10 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
かみきれ(プロフ) - 面白いんだけど……中途半端なところで改行しているせいで読みにくいです。 (2023年4月17日 19時) (レス) @page8 id: 1778223a4a (このIDを非表示/違反報告)
new user(プロフ) - 面白いのですが、文章が読みづらいです。助詞がおかしかったり、言葉が抜けていて変な文になっていたりします。 (2021年11月27日 12時) (レス) @page7 id: f4cfaee80e (このIDを非表示/違反報告)
レモン(プロフ) - はじめまして、すごく面白かったです！ (2018年12月13日 23時) (レス) id: e66d7d83c8 (このIDを非表示/違反報告)
抹茶とココア(プロフ) - 何故原作と言う言葉が出てくるのでしょうか？夢主は元々ハリーポッターの世界の住人ですよね？他の世界から転生したのなら分かるのですが設定には書いてない為指摘させて頂きました。物語自体は面白いです！ (2017年3月7日 0時) (レス) id: cf85365645 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：泉美 | 作成日時：2014年10月11日 15時
