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「……っ、待って落ち着いて」
「待てないし、落ち着いてるよ」
「は、離して。ね?」
「いやだ」
佑亮くんに力がこもる。
腰が痛すぎて押し返すこともできず、佑亮くんの腕の中でじっとしている私。
え、なんだこの羞恥プレイ。
「佑亮くん?私たち友達だよね?」
「うん」
「友達同士ってハグするものなの?」
「……うん」
服越しにでも伝わってくる佑亮くんの熱い手が、直に触れてきてビクッとする。
なぞるように腰を触られている。
「……いい加減にしないと殴り飛ばすよ」
「………」
殴り飛ばしてやりたい。
こんな時に力がでない自分を。
「腰痛いから」
「………」
「おいこら佑亮!!」
「……ごめんなさい」
佑亮くんが渋々私を離してくれる。
見えた佑亮くんの顔は、耳まで紅潮していた。
「で、僕だって、なに?」
「な、なんでもないよ」
平然を装(よそお)っているけれど。
正直、すごくびっくりした。
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神楽*ヤデ(プロフ) - こすもさん» ありがとうございます( ´ ;ω; ` )更新頑張ります。 (2017年11月7日 8時) (レス) id: 58e94f9930 (このIDを非表示/違反報告)
神楽*ヤデ(プロフ) - まほさん» ああああ、嬉しいです。ありがとうございます( ´ ;ω; ` ) (2017年11月7日 8時) (レス) id: 58e94f9930 (このIDを非表示/違反報告)
こすも(プロフ) - いつの間にか、この小説が塾終わりの楽しみになってました!(笑)更新待ってます(^-^) (2017年11月6日 21時) (レス) id: 313d33003e (このIDを非表示/違反報告)
まほ(プロフ) - 最高です!私の推しの2人の話だし、変態な私には面白すぎます笑笑 (2017年11月6日 20時) (レス) id: 6346b04b3b (このIDを非表示/違反報告)
クソガキ推し - 先生がヒーローだったりして(笑) (2017年11月6日 18時) (レス) id: 537ffb3acd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:神楽*ヤデ | 作成日時:2017年10月28日 11時