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Fate of beast 24〜堅実なる斧〜 ページ26

ディオニス「してウォルターよ。あの亡霊は?」


ウォルター「申し訳ありませんが、私も戦士の霊という以外何も」


亡霊「話は終わったか?」



亡霊は斧を掲げて待ち構えていた。



亡霊「改めて試練を始める。我輩を倒してみろ!」



ドオオォォオオン!!と、重い一撃が地面に響き、大きく割れた。



ディオニス「ほう、さすがは戦士殿の力。凄まじいものだ」


ウォルター「どうなされますか?」


ディオニス「俺が奴の相手をする。君は奴の隙が出来次第、渾身の一撃を放て」


ウォルター「かしこまりました。くれぐれもお気をつけください」



ウォルターがその場から離れた後、ディオニスは亡霊に向かって走った。



ディオニス「“ジャスティスシール”!!」



ディオニスが放った斬撃を、亡霊は斧で防いだ。



亡霊「何だ?こんなものか?」


ディオニス「まだだ!“クルシングブレイド”!」



先程より強い技で攻撃したりしながら、2人の攻防が続いた。



亡霊「ふっ、やるな。しかしこの程度では我輩は倒せんぞ!」


ディオニス「では本気で行かせて貰おう!」



ディオニスが走り出すと同時に、ウォルターが背後から飛び出てきた。



亡霊「2対1か!いいだろう!2人まとめて潰してやる!」


ディオニス「いや、すまんが1対1だ!」



亡霊の目の前まで来たディオニスが横に転がり、亡霊の視線がそちらへ向いた瞬間、



ウォルター「“ビジネスダイブ”!」



ウォルターの一撃が決まった。



亡霊「・・・卑怯、とは言わん。戦場ではそういうこともあるからな」


ウォルター「ご理解頂きありがとうございます」


亡霊「・・・『鍵』を受け取るがよい」



亡霊が光に包まれて消え、像があった所から『斧』と書かれた石が出てきた。



ディオニス「何だこれは?」


ウォルター「『鍵』とおっしゃっていたので、恐らくどこかで使うものかと」


ディオニス「そうか。何はともあれ君は少し休むといい」


ウォルター「お気遣いありがとうございます」



『鍵』を手にした2人は暫しの間休んだ後、その場を離れた。

Fate of beast 25〜凍てつく弓〜→←Fate of beast 23〜連携槍術〜〜


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作者名:雪碑 | 作成日時:2016年11月23日 19時

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