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Fate of beast 17〜金色の拳、絆の双剣、堅き剣 ページ18

シャル「畜生ぅ・・・!」



シャルロットは青白く腫れた右腕を抑えて立っていた。



亡霊「うむ。中々頑張ったと思うぞ」


シャル「褒められたって嬉しくねーよ・・・」


亡霊「そいつは悪かった。では止めといこう」


?「ちょいと待ちな」



亡霊が腰を下ろして拳を引いた直後、林の方から声がした。



シャル「Σげっ!お前は・・・!」


亡霊「何だ?知り合いか?」


?「まぁそんなとこだ」



シャルロットが驚きのあまり動けないのを他所に、男は名乗った。



?「俺は金獅子のオウガだ。宜しく頼むぜ亡霊さんよ・・・!」



____

メグ「うう〜〜あちこち痛いお〜」



身体中ボロボロになったメグは木の近くに座りこんでいた。



亡霊「ごめんね。加減をする訳にはいかないんだ。今から終わらせてあげるよ」


?「そうは!」


?「させないでござる!」



止めを刺そうと槍を構えた亡霊に、上空から二つの刃が降り下ろされた。
亡霊は突然来た刃を防ぐと、瞬時に後ずさった。



亡霊「誰だい君達は?」


メグ「おお〜〜!来てくれたのかお!」


?「へへ、仲間がピンチなんだ。当たり前だろ?っと紹介が遅れたな。俺は革命軍のザックだ!」


?「ボンジュールでござる!拙者はフルーツ忍者のフランでござる!お近づきの印に洋梨キャドゥーでござる!」



____

ウォルター「恐れ入りましたね・・・」



ウォルターは両足できちんと立っているものの、体は傷だらけだった。



亡霊「どうした終いか?ならば大人しく__」


?「待ちたまえ!」



突如、亡霊の背後から堂々とした大きな声がした。



ウォルター「おおっ!貴方は!」


亡霊「何だ貴様は?」


?「お初にお目にかかる!俺は鎧をまといし国王、ディオニスだ!」

Fate of beast 18〜氷れる杖、鋭き雷槍、烏の弓、黒き獣〜→←Fate of beast 16〜炎の息吹、建築の鎚〜


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作者名:雪碑 | 作成日時:2016年11月23日 19時

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