ヨ怨 ページ5
マーク「あっぶな〜!あと一秒遅かったら転落死してたよ〜」
ジョン「そうかい。それは残念だ」
いち早くヘリコプターから脱出したマークは、葡萄の枝の上に着地していた。
彼女はそれを見て舌打ちするが、窓硝子を消した部屋に入って逃げることを優先する。
寧?(とりあえず逃げよう。でもって逃げ乍らあの男を……)
そう考え乍ら再び上を目指す彼女は、何故かふと足を止める。
寧?(……あの男って?僕って?私って?
鋭?衰?対?釘?寧?迷?遺?剤?髄?
どれ?誰?あれ?)
余りにも多くの人格を有しているせいか、彼女は再び『今の自分』を見失いかける。
寧?「……あぁ、危ない危ない。僕はライだ。遠くから来る『来』。さっき何かがすぐに引っ込んだせいで判らなくなる処だった」
寧改め来が自分を取り戻すと、床が思いっきり破壊され、下から何人かの異能力者達が現れる。
賢治「おっ!やっと見つけました〜!」
来「勘弁してよ……僕、遠距離専門なんだけど」
?(なら代わってよ)
来「!」
来が驚くのを余所に、『何者か』は強引に代わって彼らと対峙する。
ナサニエル「ようやく観念しましたか」
広津「出来ればこのまま大人しく投降してくれると助かるのだがね」
来?「誰がんな面倒なことするの」
彼女は眠そうに欠伸をし乍ら、
来?「私らが逃げてる理由はお腹空いたからだよ。だから放っといて。じゃなきゃ───
さっさと死んで食べさせて」
袖に隠していた長い紙片を、肉切り包丁と薙切り包丁に変えて構えた。
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雪碑(プロフ) - まつかわもちさん» 一作目から読んでくださりありがとうございます!まぁ、評価するかどうかは個人の自由ですから…‥ (2018年7月22日 9時) (レス) id: 12c252c2e1 (このIDを非表示/違反報告)
まつかわもち(プロフ) - 一作目から一気読みしてきました! 面白いです。頑張ってください! これは独り言です……お気に入りは沢山あるのに評価が一切ないって嫌ですよね。 (2018年7月22日 9時) (レス) id: 895f1d2de6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪碑 | 作成日時:2018年7月18日 23時