Z囲ウしtィ ページ18
花袋「これは……うむむぅ」
花袋は国木田が持ってきた携帯を
花袋「どうやら宛先不明の電子伝書が送られていたようじゃな。
それも送信先が操作しなくとも自動的に送信するよう、仕掛けを施されたものじゃ」
国木田「送り主はあの女だな。仕掛けは恐らくお前と作家のを複合して作ったものだろう」
花袋「なんと面妖な……然し、逆探知対策までは遣ってなかったようじゃのう。ただ───」
花袋は蒲団を被り乍ら、困り顔で頭を掻いてこう云う。
花袋「如何いう訳か電子伝書の送信先が、別の携帯電話に設定されておるのじゃ」
国木田「真逆、携帯電話を複数使用したのか?何のために……」
国木田は疑問符を付けながらも推理し、花袋にこう述べる。
国木田「もしかしたら、どちらか一方が俺の異能で作った偽物かもしれん。花袋、携帯電話の場所は!?」
花袋「待て待て……片方は地下の駐車場、もう片方は此処から10米先にある公園じゃ!」
国木田「判った!」
国木田は早速携帯電話を取り出して、探偵社員に携帯電話の位置情報を報せた。
***
敦「───有った」
国木田の連絡を受けた社員の内、敦、鏡花、谷崎、賢治が二手に分かれて回収に向かっていた。
その一方である地下駐車場に居た敦は、鏡花と共に無防備に置かれた携帯電話を見る。
鏡花「間違いなく罠だと思う。何が起こっても大丈夫なよう、回収は夜叉に任せる」
敦「うん……処で、さっきからカチカチ音がするんだけど───」
と、敦が云うや否や、周囲の車が一気に爆発した。
***
同時刻、公園でも爆発は起こっていた。
谷崎「これッて、時限式爆弾!?」
賢治「如何しますか?」
谷崎「と、兎に角民間人の避難を!」
賢治「判りました!」
爆風が巻き起こる中、二人は懸命に周囲の歩行者を安全な所に向かわせた。
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雪碑(プロフ) - まつかわもちさん» 一作目から読んでくださりありがとうございます!まぁ、評価するかどうかは個人の自由ですから…‥ (2018年7月22日 9時) (レス) id: 12c252c2e1 (このIDを非表示/違反報告)
まつかわもち(プロフ) - 一作目から一気読みしてきました! 面白いです。頑張ってください! これは独り言です……お気に入りは沢山あるのに評価が一切ないって嫌ですよね。 (2018年7月22日 9時) (レス) id: 895f1d2de6 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:雪碑 | 作成日時:2018年7月18日 23時