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高階「…チョク」

チョク「…ん、ごめん俺」




僕が最後の言葉を伝えようとすると


高階は僕の首に手をかけて


僕の顔を自分の顔へと寄せた



そして2人の唇が軽く触れた



その瞬間だけ時間が止まったかのように思えた


柔らかい唇と


僕の首にある男らしい手から


高階の温かさがよく伝わってくる


僕の唇から離れると


高階は僕を見つめ




高階「俺も好きだよ、チョク」




そう一言呟いた


その瞬間また涙が溢れ出してきた


さっきの涙とは違う


温かみのある涙


僕はすかさず来ているシャツの袖で涙を拭き


高階を見つめ返した




チョク「…でも好きな女ができたって、」

高階「…あー、笑」
「それ、今話題のアイドルの事だよ」

チョク「…え?アイドル?」

高階「おう」
「だから恋愛感情とかの"好き"じゃなくて」
「ファンとしての"好き"っていうか」
「んー…応援したいな、って思っただけ」

チョク「…なんだよそれ、笑」

高階「まぁそんなことどうでもいいんだよ」
「…実はさ、俺も前からちょっとだけ」
「チョクのこと気になっててさ」

チョク「まじ?」

高階「まじ。」
「つか好きじゃなきゃチューしないだろ笑」

チョク「…そっか笑」




また僕らの間にいつもの笑い声が飛び交った


また僕の好きな幸せな時間が始まった


また高階のそばにいれる


こんなに幸せ者になっていいのかなんて思ったけど


別にいいよね、人生は一度きりだし




高階「んじゃ、改めてよろしくなチョク」

チョク「うん」
「…あーダチとして?」


高階「いや、恋人として、笑」


チョク「だな、笑」

高階「よろしく、恋人さん」




そういって高階はまた僕の目を見つめた


その瞳は生きているオニヤンマのように


綺麗なエメラルドグリーンだった








fin.

負けてらんない/ハイハイHiHi×yt→←_



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できれば無罪(プロフ) - 好きって言ってとてもよかったです( ; ; )可能でしたら忍でoraoのお話書いてもらうことは可能でしょうか? (2021年4月6日 3時) (レス) id: bb0786e4aa (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉トンボ(プロフ) - 点滴さん» リクエストして頂いたお話投稿させて頂きました!どちらのシュチュも尊……書きながら尊死してました() (2021年2月9日 0時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉トンボ(プロフ) - みゆさん» 素敵なお話だなんて……感謝感激(号泣)みゆ様のお求めならばこれからも少しずつ2人の関係性発展させちゃおうかな…ヌフフ() (2021年2月8日 23時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)
みゆ - 続き〜((o(^∇^)o))嬉し〜です!会いたくなく恐怖されるいガり君完全に嫌われてますね〜(笑)頑張ってsy !猛アタックだ〜!!プチ連載希望したいくらいステキなお話です! (2021年2月8日 20時) (レス) id: f4444a8b55 (このIDを非表示/違反報告)
蜻蛉トンボ(プロフ) - 点滴さん» リクエストありがとうございます!丁度ネタ切れだったので助かりました()お風呂場でのイチャイチャ…尊い…はしみずぅぅうう!!2つとも承知しました!しばしお待ちください( ..)" (2021年2月7日 19時) (レス) id: 9229141df0 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:蜻蛉トンボ | 作成日時:2021年1月11日 3時

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