prologue ページ1
桜が散る4月。
烏野高校排球部のマネージャーになってから2度目の春。
今年はどんな一年生が入ってくるかな、なんて
軽い足取りで体育館へと向かう。
校舎から体育館へと繋がっている渡り廊下が見えてきた。
...誰かいる??
見えたのはオレンジ色の少し主張が激しい髪の毛の子と、
黒くてさらさらつやつやの、隣の子とは真反対な大人しい髪の毛の子。
見ない子達だし、多分新しく入る一年生だろう。
こんなところで何やってるんだろう。
私は今日あいにく日直で、部活には少し遅れて来た。
だからきっと今頃の時間帯なら、部活内での自己紹介なども終わり、軽くボールに触れ合ってるはず...?
その子達に気付かれないよう後ろから観察していたら、
日向「おいお前、あの人バレー部のマネージャーじゃねぇか!!?」
げっ、気付かれたか?
影山「.....」
日向「あ?なんで無視するんだよ!!そんなに俺のこと嫌いか!?」
影山「.....」
あの黒髪の子、なんなんだろう、??
さっきからずっと私の方ばっか見て。
しかも謎の既視感....
影山「先輩、好きです」
─────────
9人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ひかり | 作成日時:2024年3月9日 21時