推しと恋愛は無理です!【mfmf】

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まふまふ side




ま「はぁ〜......」






このため息も今日何回目か分からない



ギターを持ってPCに向かって曲を作っているが何も思い浮かばない



ずっと昨日の光景がチラついて集中できない




ま「付き合ってる...？」




まさか、と思いたい



でも昨日のあの幸せそうな顔を見てしまったら今の僕なら分かってしまう




少なくともAさんは白石さんが好きなんだろう





自分の醜い部分がまた出てきてしまう



普段は滅多にいらいらしないのに凄くいらいらして胸の辺りを掻きむしりたくなるようなそんな感じ




まだ...僕は何も出来ていないのに...




あんなに自信もって落とします！と言い放って起きながら連絡先交換するだけが結局僕なのか



恋愛初心者には、あの可愛らしい天使を落とすのは無理な話だったのだろうか





尾行して、噴水のところで写真を撮る2人見てもう僕の心は折れていた




そらるさんに断りを入れて僕は先に帰った




そらるさんに後でLINEをしたら、一応最後まで尾行はしたらしい




乾いた笑いが零れて、適当にスタンプで返した




ま「いやいや、まだ付き合ってるって分かったわけじゃないし...


諦めるには早い！曲作ってLINEしてみよ！」





そう心に決めて曲作りを再開した




今作ってるのは恋愛曲



ちなみに一昨日も恋愛曲を作った




もう恋愛脳になってしまってどんな曲を作ろうとも「好き」やら「愛してる」だの僕らしくもない歌詞がぽんぽん出てくる





無理やり切りかえた勢いで3時間で曲をつくりあげて、AさんにLINEをした




まふまふAさん!明日会えませんか?お話しましょ!



こんな感じで良かっただろうか...



少しでも白石くんに向いてる視線を僕に向けたくて仕方ない




A構いませんが...深夜がいいです。起きていらっしゃいますか?




すぐに来た返信ににやけてしまう



ほらね、AさんからのLINEのひとつで喜べるくらい僕ってこんなに単純なんだ



まふまふ深夜で大丈夫だよ!22時とかでいいかな?この間の公園で待ってる!




明日会える！！！！！



この嬉しさは何ものにも変え難い

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