意志と尊重 ページ19
あれから数日が経ち、私はいつも通りバイトをこなす
遙真くんとシフトがほぼ被っているので2人で大学からここまで来ることも多い
まふくんと喧嘩してからコンビニのバイトに入るのは初めてなのでちょっとソワソワしてしまう
『いらっしゃいませ〜...あ』
考えている時にちょうど現れるのはなんでなんですかね...
ま「あ、Aちゃん!」
この間のことを忘れたかのようにいつものパァァっとキラキラした笑顔で私のところに走ってくる推し
い、いやこっち来ないで!!!
『お客様!離れて!離れてください!!?』
ま「あ、ごめんなさい...」
しゅん、としょんぼりしている
今日は外での仕事だったのかいつもの上下スウェットじゃなくてこれまたドキドキしてしまう
あれ、最近私の心臓うるさくない...?
ってそんなこと考えてる場合じゃなかった
今日こそまふくんに伝えなければいけないことがある
謝罪もしないといけないしね
『あの...まふまふさん』
かしこまった感じになってしまい、なんだか緊張する
推しに話しかけてるんだよ!?非公式で!ありえなく無い?こんなん緊張するに決まってるでしょ!?推しのプライベートでこんな非常識ですよね、わかってます!!!!!(土下座)
心の中での懺悔は終えた
ま「はい、なになに?!」
私に呼ばれたことが嬉しいのか食い気味で聞いてくるまふくん
『私もうすぐバイト終わるんです...なのでその...ちょっとだけ外で待ってて貰えますか?
アイスくらい奢りますから』
9月と言えどまだ暑い
まふくんからしたら私の奢りのアイス1個ぐらいなんの価値もないだろうが...せめてもの償い、引き留め料
ま「もちろんだよ!それじゃハーゲン○ッツのバニラ味でお願い!」
おうおう、この天使なかなかに分かってんじゃないか...
『いくらでも貢がせていただきます...』
ま「それじゃ僕は外で待ってるね、バイト頑張って!」
『見つからないようにしてくださいね?』
はいはーい、と言いいつもようにエナドリを数本買って店を出ていった
よし、今日はちゃんと言うぞ...
そう意気込む私を遙真くんが不機嫌そうな顔で見ていたのを私は知らない
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ねむ。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!時間のある時に更新頑張るので楽しみにしていてくださいね! (2021年12月5日 20時) (レス) @page41 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく面白いです!大変だと思いますが、更新頑張ってください! (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: 6f49e0674a (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます!これから先の展開も楽しみにしていただけると嬉しいです! (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 急に展開が変わった…遙真さん、、、、どした? (2021年12月5日 6時) (レス) @page37 id: f21a8d2e78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - リツさん» コメントありがとうございます!受験生なんですね、私と同じだ(あれ)。そんなふうに言って頂けてとても嬉しいです!頑張ってくださいね!勉強の合間にぜひ読んでください (2021年12月4日 18時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむ。 | 作成日時:2021年11月18日 18時