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『それでは今日はこれで失礼します』
推しと言い合い半ばのことをしてしまったことにも辟易していた
(ファンに恋する推しも推しだ...)
ま「あ、家まで送るよ?」
『いや大丈夫です
私の家教えたくありませんしそこから帰るのも時間かかるでしょうし』
ま「もう知ってるといったら...」
『...今から通報しても遅くないですよね?』
ま「嘘嘘!さすがに知らないけど...やっぱりもう暗いし心配だよ」
『私を送ってから帰るのではまふくんが心配です!』
ま「大丈夫!僕の家ここら辺だし!」
またしても警戒心のない個人情報のばら撒きによって私の脳内キャパはオーバーしていた
『あ"あ"ぁぁぁぁぁぁ!
ねぇもう馬鹿すぎる!!
家の所在地なんて1番知っちゃいけないやつ!
私がネットに書いたらどうなると思ってるんですか!』
ま「Aさんはそんな事しないって知ってるよ?」
『それに!!!
もういいです、なんかすごい疲れた...』
ま「送っていい?」
『お好きになさってください...』
ま「やった〜」
『改めて言いますね、私はアーティストまふまふは心の底から好きですが、あなた自身のことは好きになりませんから』
ま「大丈夫!
なんとしても落とすから!」
『いつものコミュ障陰キャはどこへ...
もしかしてそっちが本性ですか?
...すみません、踏み入ったことを』
ま「僕はいつだって本性だよ
ただ恋愛に関しては初めてなので自分のこんな積極的な部分は知らなかったな」
なんでまふくんまで驚いてるの...
『そ、そうなんですね...
もう少し離れて貰えますか
推しとこの距離なんて握手会でしか許されないと思うので』
ま「僕が言っても?」
『公式でしたらお受けします
大歓迎です。この距離も、なんでも』
ま「徹底的だね」
『なんとしてもこの一線だけは守りたいので』
ま「はーい」
するとあっさりと距離をとってくれた
『はー...でもストーカーがまふくんって分かって正直安心しました』
ま「怖い思いさせてごめん...」
『ほんとですよ!
ここ1週間毎日つけられて...交番まで何度も行こうとしたんですから!』
ま(毎日...?)
それからしばらく色んな話をして、私の家の前で別れた
ま(Aさんの別のストーカーがきっといる)
まふくんがこんなことを考えているなんて知る由もなかった
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ねむ。(プロフ) - ゆなさん» コメントありがとうございます!時間のある時に更新頑張るので楽しみにしていてくださいね! (2021年12月5日 20時) (レス) @page41 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
ゆな - すごく面白いです!大変だと思いますが、更新頑張ってください! (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: 6f49e0674a (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - はなさん» コメントありがとうございます!これから先の展開も楽しみにしていただけると嬉しいです! (2021年12月5日 14時) (レス) @page39 id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
はな(プロフ) - 急に展開が変わった…遙真さん、、、、どした? (2021年12月5日 6時) (レス) @page37 id: f21a8d2e78 (このIDを非表示/違反報告)
ねむ。(プロフ) - リツさん» コメントありがとうございます!受験生なんですね、私と同じだ(あれ)。そんなふうに言って頂けてとても嬉しいです!頑張ってくださいね!勉強の合間にぜひ読んでください (2021年12月4日 18時) (レス) id: e5d1209f30 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ねむ。 | 作成日時:2021年11月18日 18時