その温かさは知らない【srr】

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どうやって会場まで行くか定まらないまま日にちだけが過ぎていき今日はいよいよライブ当日





ライブは18時からなので昼頃にタクシーで向かえばいいかぁ...と考える






由梨「迎えに来てくれるんだっけ？待ってるね〜」




とメッセージが来ているので返信してから準備を始める





『そらる』さんのイメージカラーは青らしいので青系でコーディネートする





...まぁ会えないだろうけど笑









よし、そろそろかなと思い持ち物を持って家を出る





家を出た途端、停まっていた車から1人の女性がでてきた






「あなたが前原Aさん？」




急に名前を呼ばれ驚く




『は、はい』




「か、可愛いじゃん、、こんな人どこで捕まえて来たの...」





なにか1人で喋っているみたい...




『あの、どちら様ですか？』




女性はハッとしてからわざとらしい咳払いを一つした



「彼方の妹で 一ノ瀬絢香といいます！


お兄ちゃんに会場まで連れてくるように頼まれてるの


私女性だし、大丈夫だと思うんだけどどうかな？乗ってく？？」





か、彼方さんの妹さん！！！！



というかご丁寧に妹さん呼んでまで...手厚い対応に頭が下がる





『ぜひ乗らせてください！』









絢香「Aちゃんはさ、21なんだよね？

ぶっちゃけお兄ちゃんと11個も歳が違うじゃん？そーゆーの気にしない人？」




2人きりの車内で無言というのも居心地悪いので会話をしていたら慣れてきた






ちなみに絢香さんは22で私の1個上らしい


雰囲気は彼方さんと似ていないが顔立ちがとても綺麗




そこはやはり遺伝なのかもしれない







名前で呼ぶのと、タメで話して欲しいと言うのでそれに合わせる






『んー、気にしたことないな〜

大人っぽいなとかはいつも思ってる』





絢香「あれ？てっきり私は2人付き合ってると思ったのに違うの？」




な、なんてことを言うんだ！！！全くの誤解だ！





『ち、違うよ！？


そんなことないよ...』





事実を言っているだけなのに少しだけ悲しくなった





『あ、そこ！由梨の家！！』




いいタイミングで由梨の家に着いたので迎えに行く







由梨「どちら様？」




『一ノ瀬絢香さん！



彼方さんの妹で会場まで連れていってくれるらしいの！』




由梨「粋な計らい…よろしくお願いします！」




絢香「任せてね！」





女子3人、埼玉までレッツゴー！だ

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